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連載 エディターズレター:VIEWS ON WWD U.S. 第27回

「オールバーズ」の“成長痛”

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サステナ系イケてるブランドというイメージの「オールバーズ(ALLBIRDS)」ですが、いわゆる“成長痛”ですね。グローバルで事業を拡大していくには、経営のプロが必要というタイミングなのでしょう。創業者がいくら優秀でも、上場し、グローバルに事業を展開しようとなると、そのキャパシティーを持ち合わせるケースは結構稀です。特に急激に成長する際は、なかなかその変化に対応しきれないのではないでしょうか。

2010年代後半にウールやサトウキビなど天然素材を使ったスニーカーでブレイクし、アパレルを出し、世界の主要都市に直営店を出して、21年11月に上場。当時から赤字経営ではありましたが、初値は21.21ドル(約2417円)と公開価格の41.4%高を付ける好スタートを切りました。

そこから2年余り。売上高は22年12月期がピークで、23年12月期は前期比14.7%減の2億5410万ドル(約376億円)。営業損失は上場時から4倍以上に膨らみ、1億5300万ドル(約226億円)です。株価はなんと0.7ドル(約104円)。創業者CEOが交代するのも仕方ないですよね……。

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