ファッション

魚谷新社長も登壇。資生堂の”革新”を象徴する新美容液が誕生

 資生堂は4月8日、グローバルブランド「SHISEIDO」の新製品発表会を、資生堂銀座ビル花椿ホール(中央区銀座)で行なった。4月1日付で同社の社長に就任した魚谷雅彦・社長のもと推進される「マーケティング改革」の第一弾とうたわれるだけあり、多くの報道陣が集まった。

 冒頭、魚谷社長が挨拶。「未来に向かっての資生堂を創り上げるのが使命。社長就任までの100日で現状認識と経営課題の把握に取り組んできた。就任後最初の100日では、2020年を1つのポイントとし、15〜17年度の中期経営計画の骨子を策定する。国内事業の再構築と成長性の回復、グローバルなブランド確立による収益拡大を課題とし、資生堂の社員を、マーケットの変化にスピーディに対応する"戦う集団"にしたい」と、今後の抱負を語った。

 また、推進している「マーケティング改革」については、拡散していた資生堂ブランドの再定義と、重点ブランドの明確化に注力。特に、グローバルブランド「SHISEIDO」「エリクシール」「マキアージュ」の3つを重点ブランドに掲げ、マーケティング戦略の改革に着手してきた。このたび発表された9月1日発売の美容液「資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート」は、その革新の象徴的な製品としての位置付けだ。

 「アルティミューン」とは、「最高」を意味する「アルティメイト」と、「免疫」を意味する「イミュニティ」を掛け合わせた造語。「美の底力、上がる」をコンセプトに、年代や人種、肌タイプを問わず、誰もが持っている「自ら美しくなろうとする」肌本来の機能に働きかけ、肌ダメージに負けない強い美しさを目指した。魚谷社長も「資生堂の長年の皮膚科学研究を反映した結晶。我々の"革新"の第一弾として世に送り出す象徴的な製品」と強い期待と意気込みを示した。

■「資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート」
発売日:2014年9月1日(※伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店では7月30日に先行発売)
価格:8000円(30ml)、1万2000円(50ml)

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