ファッション
特集 東コレ2024-25年秋冬

ブランドのファンダム作りで広げる共感の輪 2024-25年秋冬東コレ総集編

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他に差をつけるブランドはファンコミュニティーの形成に長けている。今季の東コレでは、親密さやエモさ、デザイナーの自己開示で見る者の共感を誘うブランドが目立った。「エムエーエスユー(MASU)」はファンとの距離の近さ、「ミューラル(MURRAL)」は顧客への細やかな気遣い、「ヘンネ(HAENGNAE)」はストーリーテリングで、顧客のブランドに対する理解度を深めている。「エフエーエフ(FAF)」や「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」など、ファン層をすでに確立しているブランドも含め、ファンダム作りが得意なブランドのコレクションを紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月25日号からの抜粋です)

「エムエーエスユー(MASU)」

ブランドファンをイベントに招待
デザイナーとの距離の近さが魅力

東コレ開幕前夜に渋谷ヒカリエでオープニングイベントを開催した。1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に現地で最新コレクションを発表し、その凱旋イベントとしてショーの記録映像をドラマ仕立てに編集し、公開した。事前に一般参加も受け付け、600人以上の応募があった。会場では「MASU ボーイズ」と呼ばれるファンが集い、後藤愼平デザイナーと写真撮影などをして交流する場面も見られた。23年1月に横浜の老舗ダンスホールで顧客向けイベントを開いてファッションショーなどを行った際は、熱量の高い若者を中心に約500人を集客した。

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