ファッション

「ヴァレンティノ」が「グッチ」を去ったアレッサンドロ・ミケーレと交渉中⁉︎

ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Picioli)の退任に伴い、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は「グッチ(GUCCI)」の前クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)と話し合いを進めているようだ。

情報筋によると、ヴァレンティノのラシード・モハメド・ラシード(Rachid Mohamed Rachid)会長は、ミケーレに彼が保有するファンドが昨年5月に取得したファッションブランド「ワルテル・アルビニ(WALTER ALBINI)」のクリエイティブ・ディレクターへの就任を望んだが、投資などの条件面で折り合わなかった模様。関係筋は、「ミケーレも、クチュールブランドの『ヴァレンティノ』なら興味を示すだろう。最高の素材とスタッフを抱える『ヴァレンティノ』と、再興を図る『ワルテル・アルビニ』での交渉は全く別のものになるだろう」とコメント。別の関係者は「『ヴァレンティノ』は『グッチ』ほど大きくはないが、成長の余地は大きい」としている。「ヴァレンティノ」と「グッチ」は現在、後者の方が9倍ほど大きい。

「ヴァレンティノ」のヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)最高経営責任者は、マーチャンダイジング&グローバルマーケット担当副社長の頃、ミケーレ共に「グッチ」に在籍。2人は互いに意見を言い合える関係性だったという。

ミケーレの競業避止契約は今月中にも終了すると見られており、ローマの自宅を改装したばかりのミケーレにとって、「ヴァレンティノ」はうってつけのブランドと言える。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。