「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁するOTBは3月25日、イタリアの高級フットウエアメーカー、カルツァトゥリーフィーチョ・ステファン(CALZATURIFICIO STEPHEN)の過半数株式を取得した。金額などの詳細は非公開。取引は、OTBの子会社であるスタッフ・インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)を通じて行われた。
カルツァトゥリーフィーチョ・ステファンは1967年の創業で、20年以上にわたるOTBのサプライヤー。現在、創業者の息子であるステファノ・ベルトロ(Stefano Bertollo)最高経営責任者をはじめとする一族が経営しており、取引後も経営体制に変更はないという。
OTBの創業者であるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、「当社の傘下ブランドはその優れたオリジナリティーとクリエイティビティーで知られているが、それには最高レベルの素材とクラフツマンシップが大いに寄与している。イタリア国内にある素晴らしいサプライチェーンと緊密に連携しているおかげで、国際的にも競争力の高い“メイド・イン・イタリー”が当社のトレードマークとなった。彼らの持続的な発展を保証するためにも、地元企業に投資していく」と語った。