スイスの時計メーカー「ラドー(RADO)」は、デザイナーの森永邦彦とコラボしたウオッチ“ラドー トゥルースクエア×森永邦彦スペシャルエディション”を発売する。すでに伊勢丹新宿本店で先行発売し、4月1日から一部取り扱い店舗で販売する。価格は42万3500円。
コラボウオッチは、黒を基調としたスクエア型。「ラドー」が1986年に世界で初めて腕時計に導入したとされる、ハイテクセラミックのケースが採用されている。また文字盤にはフォトクロミック加工が施され、光によって色合いが変化する。太陽光のもとでは暗く、日が沈むごとにグレー、透明に変わり、機械式のムーブメントが覗く仕様。森永デザイナーは、「色を加えて、またそれを見えなくすることをやってみたいという目的だった。紫外線に基づいて色が変化するフォトクロミックレンズを組み込むことで、時間の幻想的な性質をデザインに捉えようと思った」とコメントしている。ケースバックには、“KUNIHIKO MORINAGA SPECIAL EDITION”の文字を配したほか、スペシャルエディションカードが付属する。
森永邦彦は、1980年生まれのデザイナー。2003年にブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を開始し、2014年にパリコレクションへ進出。2019年には「LVMHプライズ」のファイナリストに選出されたほか、ドバイ万博日本館の公式ユニホームを手掛けたことでも知られる。