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連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第27回

女性下着と時代の変化

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女性下着と時代の変化
今晩最終回を迎える宮藤官九郎脚本のドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜22:00)は、昭和61年(1986年)の体育教師(阿部サダヲ)が令和6年(2024年)にタイムスリップするドタバタコメディーです。昭和と令和の意識のギャップで笑わせるだけでなく、本質を突いたセリフに考えらせられたり、時空を超えた親子愛が描かれていたり、クドカンらしい濃密なエンターテイメント作品です。

このドラマを見て、昭和と令和のファッションの違いはなんだろう?と想像するのも面白いですね。ドラマでは昭和のスケバンのセーラー服、ツッパリの短ラン、一世を風靡した「セーラーズ」のトレーナー(作中では紛い物の「セイヤーズ」を買ってしまう)が登場したりします。

服装の変化はなつかし話になりますが、ファッション企業が消費者心理の変化を読み間違えると深刻な事態に陥ります。女性下着大手のワコールホールディングス(HD)の不振に関する記事を読み、ファッションビジネスは時代の変化には逆らえないという当たり前の真理を痛感しました。

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