グラミー賞受賞アーティストのファレル・ウィリアムスは9月中旬、コム デ ギャルソン・パルファムとコラボレーションした香水「ガール バイ ファレル・ウィリアムス」を発売する。最新アルバム「ガール」にインスピレーションを得た香水は、ファレルが好むウッディベース。特にラストノートでは、シダーウッドやサンダルウッドがベチバーやパチョリとともに香る。ボトルのデザインは、グラフィック・アーティストのKAWSが担当した。ブラックボックス入りの香水は、ドーバー ストリート マーケット(銀座とロンドン、ニューヨーク)とそのオンライン、一部専門店、北米とフランスのセフォラとそのオンラインで販売し、「コム デ ギャルソン」の直営店では販売しない。価格は100mlが1万3800円。トラベルサイズの10mlが3000円だ。
ファレルは「2012年の12月、レイ・カワクボ(川久保玲デザイナー)に会って、『何がしたい?』と聞かれたんだ。大ファンだったから、すぐにいろんなアイデアが頭に浮かんだけれど、なかなか切り出せなかった(笑)」とコラボレーションのきっかけを説明。「ガール」という名前ではあるが、「女の子は大好き。でも、僕には大勢の男性ファンもいる。特定の誰かに向けて製品を作ることなんてできなかった」と香りをユニセックスに仕上げた経緯を話した。「音楽は耳へのアート。香水は鼻へのアートだと思っているよ」という。業界筋は、「ガール」の初年度売上高を1000万ドル(約10億1000万円)とみている。
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