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エリザベス アーデン、ゴールドマン・ サックスと共に成長戦略を模索

 エリザベス アーデンは、アメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックスを雇ったと発表した。「株主のため、ブランドバリューを最大化する戦略を共に模索する」としているが、業界筋は、身売り先の選別と好条件を引き出すために雇ったのではと推測している。

 社長兼最高経営責任者(CEO)のE・スコット・ビーティは、会見で再生計画の一部を明らかにした。5000万ドル(約51億円)相当の経費削減を成し遂げるため、流通の改善、組織のスリム化、利益率優先のビジネス体制の構築、売り場の4点に注力するようだ。また、今後は海外市場に重点を置いたビジネスモデルへの変革を進める。

 同社は、3月31日終了の第3四半期決算で、2640万ドル(約26億9280万円)の純損失を計上している。売上高は、前年同期比79.7%の2億1080万ドル(約215億160万円)と振るわなかった。これを受け、5月12日には株価も前日比16.7%減の29.68ドル(約3000円)に落ちている。先月には、韓国のLGグループ傘下のLG 健康生活を含む、複数企業の買収対象となっていたことが報じられたが、独立企業としての再起も検討している。

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