ハリウッド女優のドリュー・バリモアは、化粧品のOEM 事業を手掛けるメーサ グループと提携し、カラーコスメブランド「フラワー」を立ち上げた。自身が経営する映画製作会社フラワー フィルムを通じ、ウォルマートの1509店舗とウェブサイトで2013年1月から販売する。バリモアは04 〜 05年にかけてランコムのスポークスウーマンを務めた後、07年からプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のメイクブランド、カバーガールのモデル兼共同クリエーティブ・ディレクターを務めるなど、ビューティの仕事に積極的に携わってきた。バリモアは「WWD」のインタビューで「形だけのプロデューサーにはなりたくなかった。クリエーティブから携わり、眠れない日々が続いたわ。でも本当にやりたいことに対しては、自然と体が動くものね」とローンチまでの苦労を語った。
フラワーはアイシャドウやリップなど181アイテムを揃え、価格は4ドル98セント(約400円)〜。メーサのスコット・オシュレイ=プレジデントは「“マスブランドの中の本物のハイエンドコスメ”という市場を創造するべく、フラワーは誕生した」とコメント。また、メーサのグレゴリー・マーガー設立者兼最高経営責任者(CEO)は「本来ローンチ時には、多額の広告費を投入しなければならないところだが、広く販路を持つウォルマートと、人気と知名度が高いバリモアが組んだことで、広告費を抑え、その分を製品開発に回すことができた」と語った。