「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」「リエンダ(RIENDA)」などから数々のカリスマ販売員を輩出してきたバロックジャパンリミテッドの旗艦店「ザ シェルター トーキョー」(東京・原宿)で販売員を務める酒井香菜さんは、若干26歳ながらキャリア8年、「ラグアジェム」の1号店のルミネエスト店長も経験した実力者の一人だ。ファッション業界の最も身近な存在であるアパレル販売の奥深さを語った。
酒井香奈(26)
PROFILE:(さかい・かな)東京・足立区出身。高校卒業後、2016年に新卒でバロックジャパンリミテッドの「スライ」池袋パルコ店の契約社員として入社(17年に正社員)。2019年3月「ラグアジェム」ルミネエスト店店長を経て、2023年から現職。給与は25万〜30万円+インセンティブ
Q アパレル販売員を志望した理由は?
酒井:販売員に憧れてというわけではなく、ずっとギャルでファッションが好きだったので、高校卒業時の進路選択時に「販売員」を選んだという感じです。体育会系で、高校のときに焼肉屋でバイトもしていたので、販売員のノリにはすぐ馴染め、戸惑いみたいのはなかったです。
Q 販売員のやりがいは?
酒井:販売員になってみて、奥の深さに感動しました。1年目の前半は接客中心でしたが、後半からはVP(ビジュアル・プレゼンテーション)もやらせてもらえました。販売員は接客して服を売るだけでなく、服の並べ方や見せ方、店舗で流す音楽まで、店の運営全体をプロデュースしていく仕事なんだって徐々に理解していきました。覚えることはとにかく多いけれど、2年くらいで一通りの仕事を任せてもらえるようにはなっていました。
Q 転機は?
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