イギリス発のフレグランスブランド「エキセントリック・モレキュールズ(ESCENTRIC MOLECULES)」が8月29日、新作「モレキュール03」と、30mlの小さなボトルを金属製のボックスにおさめた「カラーボックス」5種を発売する。取り扱い店舗は伊勢丹新宿本店やリステア、ナチュラル&オーガニック系アポセカリーの「ブリス」など。発売に際して、同ブランドのディレクターを務めるジェフ・ラウンズと、PRを監修するティム・ブランクスが来日した。ティムは、ウェブサイト「Style. com」の名物ジャーナリストとしても有名だ。
ブランド名は、「常識にとらわれない変わった香りの分子」という意味。その名の通り、初代製品の「モレキュール01」は、自然界には存在しない分子「Iso ESuper」だけを成分に使用。この分子についてジェフは、「偶然出合った分子。ある人にはウッディーに、ある人にはスパイシーに香る不思議な成分だ」と話す。新作「モレキュール03」も「ベチベルアセテート」という合成香料を高濃度100%で使用していて、1つに数十?数百種類の香料を用いる他社製品とは大きく異なる。このため、ティムはエキセントリック・モレキュールズを「既存のフレグランスに対するアンチと位置づけた。トゥー・マッチ(too much)は、何も意味しない」。これにジェフも、「純白のTシャツのようにシンプルな組成だからこそ、人々をひきつける」と同意する。
これまではプロモーションも行なってこなかったが、ティムの影響力も手伝って、エキセントリック・モレキュールズは業界人の間で広がった。ブランドは来年、誕生して10年を迎える。新作「モレキュール04」を発売し、アニバーサリーを祝う予定だ。
■エセントリック・モレキュールズ「モレキュール03」
価格:(100ml)1万6000円
■エセントリック・モレキュールズ「カラーボックス」
価格:(全5種、各30ml)9000円
発売日:2014年8月29日