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ジュンの体験型イベント「ロペピンクニック」開幕 ポケモン撮影会に長い行列

ジュンによる消費者向けイベント「ROPÉ (PINK)NIC(ロペピンクニック)」が5日、東京・新宿で開幕し、午前中からたくさんの親子連れでにぎわいをみせた。「ポケモン」との協業によるさまざまな催し、林家ペー・パー子、レイザーラモンRGらによるステージなど盛りだくさんのコンテンツを用意する。土日を含めた3日間で1万2000人の動員を見込む。

主力の婦人服ブランド「ロペピクニック(ROPÉ PICNIC)」にちなんだ体験型イベント。入場料は1000円、同社のジュングローバルIDに登録をすれば無料となる。

新宿住友ビル三角広場の3250平方メートルの会場を春らしいピンク色で統一したり、人工芝を敷き詰めたりして、ピクニック気分を演出した。特に人気なのが、ピカチュウやイーブイなど「ポケモン」の人気キャラクターの着ぐるみとの撮影会で、整理券を求めて開場前には数百人の行列ができていた。「ポケモン」のカードゲーム体験やネイルのワークショップにも人だかりができていた。

「ロペピクニック」の限定商品の店舗もオープンし、ジュンが手掛ける「サロン」や「ワシュ」など飲食事業のキッチンカーも並べられた。中央のステージはお笑いや音楽、ダンスなど、3日間で10以上のライブが行われる。

ジュンは2018年から19年にかけて、「ジュンの文化祭」「ジュンの縁日」といった消費者向けイベントを開催してきた。ファッションやフードなど同社の事業を店舗に来店する顧客だけでなく、ファミリー客も含めた新しい層に知ってもらおうとする試みだった。だが、20年以降はコロナ禍によって中止を余儀なくされていた。今回の「ロペピンクニック」は、規模を大幅に拡大しての再出発となった。

全社横断的なチームで企画を練り上げ、会場の運営スタッフもほとんどを社員で構成した。佐々木進社長は「ふだんの小売りの仕事はいわば終わりのない仕事だが、このイベントは3日間のお客さまの笑顔というゴールがある。手作りのイベントで何かと大変だが、皆でやり遂げることで社内に一体感が生まれる」と話す。

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