アダストリアがイトーヨーカドーの衣料品平場に商品供給している「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」は4月10日から、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」でも商品を販売する。これにより、ブランド認知を拡大するとともに、近隣にイトーヨーカドー店舗がない客にも商品を届けるのが狙い。
実店舗では主に30〜40代のファミリー層、一部立地では50代以上の客の利用を狙っているが、「ゾゾタウン」での取り扱いにより「これまでイトーヨーカドー衣料品平場を利用したことがない20代の客も狙える」とアダストリア担当者。また、「『ゾゾタウン』でも販売しているファッション商品を自分たちは扱っているんだと思うことで、実店舗のスタッフのモチベーションアップにもつながる」と期待する。
「ファウンドグッド」は、イトーヨーカドーが自社運営から撤退した衣料品平場をアダストリアが引き継ぎ、2月15日から順次商品供給し、一部店舗はVMDや接客教育なども含めてアダストリアが行っている。6月までに首都圏中心に64店のイトーヨーカドーで展開する予定。「照明や什器も既存売り場とは入れ替えて、われわれが売り場全体をプロデュースしている一部のモデル店舗では、予算を達成している」(木村治アダストリア社長)という。