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最注目のガールズグループME:I(ミーアイ)独占インタビュー 「未来のアイドル」が描く未来

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PROFILE: (ミーアイ)日本最大級のサバイバルオーディション番組の初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」で新たに “国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者による国民投票によって101人の練習生から選ばれたCOCORO、MIU、MOMONA、RAN、SHIZUKU、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZU、TSUZUMIによる11人組のガールズグループ。グループ名には新しい日本の世代を代表する「未来のアイドル」という意味が込められている。ME:Iのメンバー。左からMIU、TSUZUMI、COCORO、SHIZUKU、RINON、MONONA、RAN、KEIKO、KOKONA、AYANE、SUZU

2023年12月に最終回を迎えた、日本最大級のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」。そこで選ばれた11人組ガールズグループME:I(ミーアイ)が、4月17日にデビューシングル「MIRAI」で、いよいよデビューを果たす。

デビュー前に行われたファンコンサートでは、東京(追加公演含む)・大阪の2都市で、全9公演、約6.5万人を動員するなど、 その人気の高さがうかがえる。今回は、そんな注目のグループME:Iの11人、COCORO、MIU、MOMONA、RAN、SHIZUKU、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZU、TSUZUMIに独占インタビュー。

11人を3組に分けて、それぞれのオーディション当時の思い出や、グループを結成してから知ったメンバーの意外な素顔などを聞きつつ、全員にファッションへのこだわり、そしてME:Iの未来についてたっぷりと語ってもらった。

「初めてのオフを過ごした4人です」 AYANE×KOKONA×SHIZUKU ×RINON

WWDJAPAN(以下、WWD):とても仲の良い印象の4人ですが、4人での思い出はありますか?

SHIZUKU:グループを結成した直後、韓国で合宿をしていた時に、この4人で買い物に行きました。たしか初めてお休みをいただいた日だったよね?

RINON:私が「買い物に行きたい!」って言った時に、3人が「いいね!」「私も行きたい!」と言ってくれて「じゃあみんなで行こう!」っていうことになったんです。

WWD:皆さんのファッションの趣味は合うんですか?

SHIZUKU:私とりんりん(RINON)は合うよね!

KOKONA:確かに、この2人(SHIZUKU&RINON)はガーリーな洋服を着ているイメージがあります。私はスタイリッシュな洋服が好きなので、メンバーだったらKEIKOちゃんと1番趣味が合いますね。

AYANE:私はカジュアルでシンプルなものを着ることが多いです。メンバーだったら……。

RINON:彼女は黄色が好きで、服も黄色ばかりなので、誰も同じような系統はいません。

AYANE・KOKONA・SHIZUKU:(笑)。

WWD:それぞれ隣に座っているメンバーの意外な一面を教えてください。(※取材時の並びはSHIZUKU→KOKONA→AYANE→RINON)

SHIZUKU:KOKONAは、オーディション中はすごくクールで、静かに1人でいる時間を大切にしているイメージでした。ただデビューに向けた合宿中、練習を終えて、それぞれの宿舎に帰り、自分の部屋でリラックスしていると、毎日のように話をして意外と寂しがりやで甘えたがりなところがあって、かわいいなと思いました。今はもう慣れました(笑)。

KOKONA:(笑)。しーちゃん(SHIZUKU)は明るくて受け入れてくれる人だと思っていたので(笑)。AYANEちゃんは物静かでしっかりしている子だなと思っていました。でも、一緒に生活する時間が増える中で、よくしゃべる子だなと。たくさんボケてくれるし、とにかく面白いです。

AYANE:ハードル上げないでよ(笑)。そうですね、RINONちゃんはオーディション中から一緒にいることが多く、今もよくお供させていただいているのですが……うーん……意外なところと言われると、もう当たり前になりつつあるので、難しいですね。あえていうなら、頼もしい姉御肌な一面があるところかなと思います。私、人混みが苦手なんですが、そういう時に引っ張ってくれますし、すごく気にかけてくれて。行動の1つ1つに優しさが感じられるんです。

RINON:しーちゃんは、初めて会った時から「お嬢様」っていうイメージです。でも、スーツケースの半分がお菓子で埋まっていたり、フィナンシェやクッキーを食べていそうなイメージなのに、私が見たことないような駄菓子も食べていて、意外な一面だらけです。

伝説のステージを作り上げた“Body & Soul 2組”  MIU×TSUZUMI×COCORO×SUZU

WWD:グループバトルにおいて“Body & Soul 2組”として一緒だった皆さん。当時の思い出を教えてください。

COCORO:いろいろ大変ではあったんですけど、今思い返すと、自分がやったステージの中で一番気に入っています。トレーナーさんからも「誰一人埋もれることなく、目立っていて、すてきだった」と言っていただけて、すごくうれしかったです。

TSUZUMI:国民プロデューサー(番組視聴者)の前で、初めて披露したステージだったので、舞台前は不安でした。ただ、チームのみんなが「つづみん(TSUZUMI)ならできるよ!」って言ってくれたり、「もう無理!」って言った時にMIUちゃんが「大丈夫」って言ってくれたりして、すごく助けられましたね。チームでも個人でも1位を取れてうれしかったです。

SUZU:ファンの方と初めて対面したステージだったので、緊張してしまって、自分では出し切れなかった部分もありました。ただ周りの練習生やトレーナーさんからアベンジャーズチームと呼ばれていた期待を裏切らないような舞台ができたので、すごくよかったです。

MIU:“Body & Soul 2組”は、私が唯一チームのメンバーを選ばせていただいた機会でした。こういう機会って、今後もきっとないと思うので、そういう意味でも思い出深いです。

WWD:今回の撮影でも着ていた衣装のポイントを教えてください。

COCORO:黄色やオレンジ、緑など暖色を使っていて、活発な雰囲気が私たちに合っているなと思います。

TSUZUMI:私は初めて見るような長いシュシュを着けているのですが、これを着けるとテンションが上がるんです。かわいくてお気に入りですね。

MIU:緑、オレンジ、黄色が共存しているメンバーが少ない中で、私はいろんな色が共存しています。ぜひ注目していただきたいです。

COCORO:私的には、MIUちゃんは、このジャケットがとても似合っているなと思います!

SUZU:私はこの茶色のスカートがお気に入りです。80&90年代っぽい雰囲気もかわいいですよね。

WWD:隣に座っているメンバーの意外な一面を教えてください。(※取材時の並びはCOCORO→MIU→TSUZUMI→SUZU)

COCORO:一緒にいる時間が長すぎて、もはや意外ではないんですけど、MIUちゃんはクールに見えて、とてもかわいい一面も持っているんです。例えば、ご飯をお口パンパンにして食べたり(笑)。そういうギャップに注目してほしいですね。

MIU:YOU:ME(ユーミー、ME:Iのファンネーム)の皆さんから見たTSUZUMIは末っ子で元気なイメージがあると思います。でも(番組終盤のコンセプトバトルで)「&ME」を披露したあたりから、すごく成長していて「お姉さんになったな」と日々思っています。同じグループで活動するようになってからは、それをさらに感じるようになりました。みんなに積極的に声をかけていることもあるので、すごくしっかりしているなと。

TSUZUMI:SUZUは大人っぽく見える一方、実はふわふわしていて赤ちゃんみたいな子なんです。だから「朝とか苦手なのかな?」というイメージを持っていたのですが、意外とすごく早起きで!私より集合時間が遅い時も、私より早く起きているので、すごいなと思っています。

SUZU:(COCOROは)本当に頼れるお姉さんなんですけど、でもたまにちょっと抜けるところがあって。でも、そういう2つの面を行き来しているのも、COCOROちゃんっぽいなと思います。

奇跡的なバランスだった“TOKYO GIRL 2組”  RAN×MOMONA×KEIKO

WWD:グループバトルにおいて“TOKYO GIRL 2組”で一緒だった皆さん。当時の思い出を教えてください。

MOMONA:とにかく最初から波長の合う6人でした。最初のバトルだったこともあって、ほかのグループが苦戦している中、練習も人間関係もあまりにも問題がなくて、トレーナーさんに「果たしてこれで合っているんですか?」って質問したくらい。そうしたら「それは限りなく奇跡に近いことだから、楽しんでやりな!」って言ってもらえて。結果として最高の思い出になりました。

KEIKO:グループバトルでは、勝者になったチームにベネフィットが与えられたんですけど、そのルールを知った日から「もしベネフィットが取れたら、夢の国に行こう!」って約束して頑張りました。実際にベネフィットがもらえた時は、すぐに日程を決めて、みんなで行きましたね。

RAN:このチームは、私がメンバーを選ばせていただいたんですけど、和気あいあいとした順調すぎるグループでしたね。それからみんなで言霊を大切にしていたのが思い出に残っています。風邪がはやっていたので「負けない!」「最強だ!」と声を出して呼びかけあって、結果的に最後まで誰1人欠けることなく、練習も順調に進んで。奇跡みたいにバランスの取れた良いチームでしたね。

WWD:3人のファッションにおけるこだわりは?

KEIKO:私はどこのブランドが好きとかではなく、直感で服を選ぶタイプです。お店に入った瞬間に、自分のときめく服があるか分かるので、買い物に行っても全然買わない日とたくさん買う日の差がすごくて驚かれます。

MOMONA:私はいろんな系統が好きです。10代半ばの頃は、自分に対する固定観念で「今の私がこのスカートを履いたら、恥ずかしいかも」とか思っていた時もありました。でも、今は柔軟に自分に対していろんなイメージを持つようになって、いろんな系統を恥ずかしがらず思うがまま着られるようになって、とても楽しいです。10代の頃の私と同じように悩んでいる人がいたら、そう伝えたいですね!

RAN:私は古着なども好きなのですが、キレイめなカジュアルを意識しています。あとはメイクや髪型によって印象が変わるタイプなので、以前は髪色をチェンジして楽しんでいました。

WWD:隣に座っているメンバーの意外な一面を教えてください。(※取材時の並びはKEIKO→MOMONA→RAN)

KEIKO:笠原(MOMONA)さんは、第一印象めちゃ大人だなと思いました!私がタメ口で話しているのに、敬語で返されたのを覚えています。今は完全に……ファミリーです!

MOMONA:楽屋が一緒だった時に、すごく視線を感じて、見てみたらRANだったというのが初対面の印象です。今となっては「人見知りをしていたんだな」ってわかるんですけど、当時は「もしかしてライバル心を燃やされているのかな」って思って、反応できずにいましたね。今は、思ったよりも変だなと思っています(笑)。基本的にノリがめっちゃいい!なんでも対応してくれるんです。

RAN:KEIKOは、レベル分けテストの時に初めて出会ったんですけど、こんなに生まれながらにしてエンターテイナーみたいな子がいるとは思っていなかったので「この子、疲れないのかな?」って思いました(笑)。でも、グループバトルでメンバーでKEIKOを選んでからは距離が縮まって。今は意外と1人の時間も好きなんだなと知りました。そうやって人生をうまく切り抜けている感じが大人だなとも。

KEIKO:まじで、なんで呼ばれたのか分かんなかったもん。

RAN:(笑)。一方的に、大好きで気になっていたんだよね。

メンバーがこれから挑戦したいこと

WWD:デビューに向けイメージチェンジしたメンバーも多くいますが、今後挑戦してみたいファッションはありますか?

SHIZUKU:私はガーリーな服が好きで、このオーディションに参加するまでズボンを私服で持っていませんでした。でも、メンバーがズボンを履いているのを見て「かっこいいな!」と感じるようになったので、かっこいいファッションにも挑戦したいですし、似合う自分でありたいなと思っています。

KOKONA:しーちゃん(SHIZUKU)とは逆で、ほとんどズボンしか履いてこなかったのですが、ガーリーなワンピースとかにも挑戦してみたいです。

AYANE:私はハイトーンカラーをやってみたいです。寒色が肌に合うので、ヘアを紫や青にしてみたいですね。

RINON:私は衣装でも私服でもいいので、スーツを着てみたいです。ヘアスタイルは自分の黒髪が気に入っているし、ファンの方からも褒めていただけるのですが、もし変更するなら金髪がいいですね。

COCORO:私は以前、白に近いシルバーにしていた時期もあって。いつかはまたゴールドとかにしてみたいなと思っています。

MIU:私はワイン系の赤髪を、今のロングヘアのままやってみたいです。

TSUZUMI:私はハイトーンにするのが夢なので、いつか挑戦したいです。

SUZU:今、髪の毛を伸ばしている途中なんですけど、MIUちゃんくらいまで伸びたら、薄いピンク系にしてみたいです。

KEIKO:私はブルーブラックの髪にシルバーのインナーカラーをやりたくて、それを今、におわせています。

MOMONA:私は金髪ロングをやりたいです。基本的にロングヘアが大好きなので、スーパーロングでブロンドの髪をなびかせてパフォーマンスしたいです。

RAN:前髪重めパッツンのメッシュヘアをしてみたいです。ファッションはちょっと個性的な感じや、パキッとしたモード系のものにもチャレンジできたらなと思っています。

WWD:最後にこれからME:Iとして、もしくは個人として挑戦してみたいことを教えてください。

SHIZUKU:ミュージカルが好きなので、いつかミュージカルの舞台に立ちたいです。

KOKONA:昔からモデルのお仕事に興味があったので、ショーに出てみたいです。

AYANE:メンバー同士だけではなく、いろいろな方とカバー曲やデュエット曲でコラボしてみたいなと思います。そうすることでいろんな表現を習得したいです。

RINON:私は演技のお仕事をしたいです。アイドルはもちろん、ドラマや映画を見るのが大好きなので、自分も出てみたいなって。

COCORO:私たちの宣伝トラックが走ったり、顔がプリントされたバスに乗って宣伝に回ったりみたいなことをやってみたいです。個人では声のお仕事や演技に興味があります。

MIU:グループとしてはメンバーの母校や文化祭にサプライズ登場してみたいです。個人では作詞・作曲をした曲を、ME:Iの曲として提供してみたいです。

TSUZUMI:演技をやってみたいです。MV撮影の時に演技をしてみたらすごく楽しくて、自分の表情をモニターで確認したら「意外とできてるじゃん!」と思ったので興味が湧きました。あとはほかのアーティストさんと楽曲をコラボしたいです。

SUZU:グループとしては海外に飛んでみたいです。個人としては、ミュージカル調の曲やバラードソングも極めながら、演技の勉強もして表現の幅を広げたいです。

KEIKO:私は自分の地元である名古屋でライブをしたいです!

MOMONA:いろんなところで、いろんな話をしてはいるんですけど……最近はお仕事を通して、いろんな国に行ってみたいなと思っています。ME:Iみんなファッションが好きなので、ファッションの仕事などでも行ってみたいです。

RAN:私はME:Iで野外フェスに出演したいです。若くて、エネルギッシュなグループなので、屋内だともったいないというか(笑)。解放されたステージで、自由にやってみたいですね!

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI

■デビューシングル「MIRAI」(ミライ)
2024年4月17日リリース
4形態(初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤、FC限定盤)
収録曲:1.「Click」 2.「Sugar Bomb」 3.「&ME (ME:I Ver.)」4.「CHOPPY CHOPPY (ME:I Ver.)」(3. 4.は通常盤、FC限定盤のみに収録)
https://me-i.jp

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