東急不動産による「東急プラザ原宿『ハラカド』」が関係者に公開されました。4月17日開業のこの施設には、ファッションやビューティ、フードなど75店舗が入居します。ですが、大家である東急不動産は、ここを商業施設ではなく「創造施設」と呼びます。その理由は下記の記事でご確認ください。
要するに「令和のセントラルアパート」を作ろうとしているわけです。セントラルアパートとは、1960〜70年代にかけて時代を代表するクリエイターたちの活動拠点となった建物です。ハラカドの斜向かいの「東急プラザ表参道『オモカド』」の場所にありました。デザイナー、フォトグラファー、俳優、音楽家、コピーライターなどそうそうたる才能が集まり、この場所からクリエイティブを発信しました。原宿が若者の憧れの街になった背景の一つです。
このほどハラカドに入居したデザイン事務所・れもんらいふの千原徹也さんは、まだ京都に住んでいた若い頃、原宿に来るたびにドキドキしていたそうです。「セントラルアパートの歴史も雑誌を読んで知っていて、川久保玲さんや山本耀司さんがここで打ち合わせをしたのか、糸井重里さんの事務所はここにあったのか、と訪れるたびに想像した」と言います。
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