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35周年の「ミラノコレクション」はミュシャとコラボ “お粉大臣”の長井かおりが感動品質をチェック

芸術品のような美しさを化粧品で表現する、カネボウ化粧品の「ミラノコレクション」から今秋も“フェースアップパウダー 2025”が登場する。1991年にブランドデビューし、35周年を迎える今回のテーマは「満たす幸せ」。世界的芸術家のアルフォンス・ミュシャの代表作「羽根」とコラボレーションした精巧で繊細なデザインが施され、アニバーサリーイヤーに華を添える。5月21日の予約開始に先駆けてヘア&メイクアップアーティストの長井かおり氏が“フェースアップパウダー 2025”に触れ、粉・香り・デザインにふんだんに詰め込まれたこだわりのある世界観を堪能した。同商品は11月23日に数量限定で発売する。

線密なレリーフが特徴の
ミュシャとのコラボ商品

毎年テーマを設けたパッケージデザインが特徴の“フェースアップパウダー”は、おしろい市場において16年連続売り上げNo.1シリーズを誇るロングセラーアイテムだ。商品の機能価値はもちろん、芸術品のようにいつの時代も人々を魅了する普遍的な美しさや感動をもたらす情緒的な価値も提供している。

さらに今秋は、19世紀末から20世紀初頭に活躍し、現在も世界中に多くのファンを抱えるチェコ出身の芸術家・ミュシャの作品「羽根」とコラボすることで新たな世界観を表現する。花・宝石・星などのモチーフを女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴のミュシャの作風は、「全ての人に芸術を届けたい」というミュシャの思想と「一人一人の日常を感性豊かに満たしていく」というブランドの願いが重なるほか、今回コラボする作品のモチーフとなっているしなやかに描かれた羽根は、女神や天使をモチーフにする「ミラノコレクション」とも調和する。“フェースアップパウダー 2025”の天面は、「羽根」の縦構図を生かした女性の横顔が印象的なデザイン。緻密な耳飾りや髪のウェーブなど曲線美を取り入れた、これまでにない線密なレリーフに仕上がっている。

インテージSRI + おしろい市場 2008年1月~2023年12月 フェースアップパウダー(従来品含む) 各年累計販売金額

身近でありながらも
特別感のあるブランド

──長井さんにとって「ミラコレ(ミラノコレクションの愛称)」とは?

長井かおりヘア&メイクアップアーティスト(以下、長井):35周年を迎える歴史あるブランドなので、物心ついたときからある身近な存在です。全国のドラッグストアや化粧品専門店などで予約購入できる身近さがありながらも、その造形美から特別さや憧れの存在でもある。美容の仕事に従事するようになってからは、「知っておかなくてはいけない」歴史あるブランドという位置付けですね。

──毎年デザインが変わるが、絵画とコラボするのは今回が初めてだ。

長井:「ミラコレ」は毎回素晴らしいデザインの商品を登場させ、装飾面だけでも満足感を得られて感性に響く。いつも気付きが得られます。もともとミュシャは知っていたが、これを機に作品にも興味を持つ人など、「ミラコレ」から芸術、芸術から「ミラコレ」という、相互に学びの機会が得られると思います。今回の商品も細かい装飾部分までこだわり抜かれ、知的で感性を刺激するどこにもないアイテムですね。

粉の違いを知り
選ぶことが重要な時代

──“フェースアップパウダー 2025”の質感や仕上がりについて。

長井:芸術的な装いが先行して、手にしただけですでに心を満たしてくれますよね。そのため冷静に粉と向き合い解釈することをみんなしていないかもしれません。少し触れただけでも粉自体が柔らかく潤いに富んでいることが分かり、価格に見合った良質な粉だと感じます。そのような性質があるため、テクニック不要で誰がどのように使っても上質さが伝わる設計に仕上がっています。「ミラコレ」を選ぶ人はきっとベースメイクを楽しんでいる人でしょう。“フェースアップパウダー 2025”だけでもとても存在感ありますが、朝の仕上げではブラシでサッとまとい、ほかのベースメイクになじむようなソフトな使い方、一方で化粧直しの際は付属のパフで大胆に使ってほしいですね。

──化粧直しにも“フェースアップパウダー 2025”はぴったり?

長井:化粧崩れした肌状態は、湿度があったり肌の表面にさまざまな凹凸が起こっていたりなど乱れています。そこに、肌の上を柔軟に動く「ミラコレ」こだわりの板状の粉を使えば、乱れた表面を整えやすい。きっと化粧の直しやすさやうまく仕上がる体感が得られるはずです。

──フェイスパウダーの市場は急速に拡大し、多くの商品にあふれています。

長井:市場がにぎわっているカテゴリーなのでメイクアップアーティストとしてはうれしい一方、「どのアイテムを選べばいいのか分からない」「どんな特性を持つ商品をどういうタイミングで使うのに向いているのか」など悩みを持つ消費者は多いです。違いを知り選ぶことが重要で、粉を理解して使うことがとても大事な時代になっていると感じますね。各社が研究を重ねて新商品を続々と登場させている中、「ミラコレ」は大きく処方を変更することもなくロングセラーを続けている点に自信を感じます。これだけ売れ続けることができるのは、その芸術性はもちろん驚くほど粉質がいいからでしょう。日本が誇るブランドだと思うので、ずっと継承して続けてほしいですね。

コラボレーションを記念した
特別なキャンペーンを実施

11月23日発売の“フェースアップパウダー 2025”(24g、9900円編集部調べ、以下同)は、ドラッグストアやスーパー、化粧品専門店、オンラインで販売する。本体にレフィルの付いたセット(1万6500円)も用意。早期予約特典として、7月31日までの予約者には特製のオリジナルコラボペーパーバッグに入れて商品を提供する。なお、マッシュスタイルラボが展開するミュシャ財団初の公認ブランド「ミュシャ(MUCHA)」の店舗で“フェースアップパウダー 2025”の展示も行う。

“フェースアップパウダー 2025”は、5月21日から予約を受け付ける。

PHOTO : YUKIE SUGANO
TEXT : WAKANA NAKADE
問い合わせ先
カネボウ化粧品
0120-518-520