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三陽商会が営業利益36%増 24年2月期、百貨店が堅調

三陽商会の2024年2月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が36.3%増の30億円だった。暖冬による防寒衣料の低迷によって昨年10月に発表した修正予想には届かなかったものの、販管費の抑制などコストコントロールを重ねたことが奏功した。

売上高は同5.3%増の613億円。「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ」「ポール・スチュアート」など基幹7ブランドが堅調に推移した。売上構成の65%を占める百貨店に「着実にお客さまが戻ってきている」(大江伸治社長)。プロパー販売比率は1ポイント改善の66%となり、平均売価は10%上昇した。純利益は同29.3%増の27億円だった。

25年2月期の予想は売上高が前期比1.9%増の625億円、営業利益が同8.3%増の33億円、純利益が同11.2%増の31億円。百貨店では新規9売り場、改装30売り場を計画する。また複数のブランドで構成する「サンヨースタイルストア」も増やす。

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