2024-25年秋冬は、定番アイテムの再解釈やクワイエット・ラグジュアリーをはじめ、継続トレンドの発展がカギになった。ビンテージ人気に応えるようにノスタルジックなムードも広がっている。まずは6つのキーワードでシーズンの潮流を読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2024年4月15日号からの抜粋です)
KEYWORD 01
SPECIAL
毎日を豊かに彩るスペシャルな日常着
今秋冬は日常に目を向け、そんな何気ない毎日を豊かに彩るための日常着を打ち出すデザイナーが多かった。表現方法としては、ここ数年続く普遍的なアイテムの再解釈がさらに勢いを増している。ベースとなるのは、テーラリングやトレンチコートにシャツ、スエットアイテム、Tシャツ、ジーンズなど。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「サカイ(SACAI)」を筆頭に、見慣れたデザインやシルエットに大胆な捻りを加えたり、ハイブリッドやレイヤードを生かしたりして新鮮さを生むアプローチが象徴的だ。こだわりの素材や装飾で定番をアップデートする提案も光る。
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