バルマン(BALMAIN)は4月15日、新たな最高経営責任者(CEO)として、ジバンシィ(GIVENCHY)のマテオ・スガルボッサ(Matteo Sgarbossa)=インターナショナル・ディレクターを任命した。5月6日付で就任する。前任のジャン・ジャック・ゲヴェル(Jean-Jacques Guevel)前CEOは、3月18日に退任を発表していた。
関係者によれば、スガルボッサ新CEOは、ジバンシィに加わる前はグッチ(GUCCI)をはじめ、ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON)やマンゴ(MANGO)などでキャリアを積んでいる。
バルマンを擁するカタールの投資会社メイフーラ・グループ(MAYHOOLA GROUP)のCEOでもあるラシード・モハメド・ラシード(Rachid Mohamed Rachid)=バルマン会長は、「優れたリーダーシップを持ち、ファッションおよびラグジュアリー分野でエグゼクティブとしての経験が豊富なマテオは、バルマンを率いるのに理想的な人物だ。オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターと共に、メゾンの新たな章を成功させてくれるものと確信している」と語った。
スガルボッサ新CEOは、「『バルマン』は1945年の創業以来、クリエイティビティーとイノベーションを体現するブランドだ。この唯一無二のレガシーを持つメゾンをさらに成長させていけることを大変うれしく思っている。私を信頼し、その役割を託してくれたラシードとメイフーラに心から感謝している」と述べた。