東急不動産は4月17日、複合施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」を開業した。原宿・神宮前交差点の角地にの地上7階・地下1階・延べ床面積1万9940平方メートルに75店舗が入る。
地下1階に銭湯「小杉湯」が入るほか、物販や飲食の店舗だけでなく、3階には会員制クリエイティブラウンジ、4階には自然をテーマにした体験ができる企画スペースを設けるなど、実験的な取り組みを推進する。
オープン日朝には屋上テラスでオープニングセレモニーを開催した。東急不動産の星野浩明社長は「原宿はカルチャーの発信地であり、世界的な商業地だ。かつてハラジュクセントラルアパートにクリエイターのコミュニティーが生まれ、新しいカルチャーが生まれたように、『ハラカド』も“創造施設”として、体験を提供したい」と語った。
原宿に住んで50年という長谷部健渋谷区長は、「かつてセントラルアパートにはカッコいい大人が集まっていたし、桜湯という銭湯もあった。『ハラカド』はローカルを意識していてうれしいし、ワクワクする」と期待を語った。
11時のオープンに並んだのは推定で200人ほど。9時過ぎから先頭に並んだという女性は静岡から来館。「キャップショップ『’47』での買い物が目当て」とうれしそうだった。