ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスは17日、松本忠久社長が同日付で辞任したと発表した。同社によると「私生活で不適正な行為があり、当社の信用を傷つけるものと判断した」と、社長及び取締役を辞任することを松本社長に勧告。本人からの辞任届が出されて受理した。一部報道によると不貞行為があったと見ている。なお、代表取締役は池野隆光会長のみとなる。
同社は今回の問題を厳粛に受け止め、「今後はコンプライアンス体制を一層強化して、再発防止に取り組んでいく」と説明している。
松本社長は1958年生まれ。83年4月にサンドラッグ入社、2004年12月にいいの(現ウエルシア薬局)社長、06年3月にウエルシア関東取締役副社長などを歴任。19年3月にウエルシアホールディングス社長、23年3月からはイオンの執行役ヘルス&ウエルネス担当を兼職していたが、イオンは同日、松本氏を解任した。