「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」は2015年2月、新オードパルファム「エモツィオーネ」を創業地のイタリアで発売する。他のヨーロッパ各国でも順次発売。アメリカの百貨店では15年3月、中国などその他の地域では同年10月までに、1万5000の小売店で発売予定だ。価格は30mLが59ユーロ(約8200円)、50mLが83ユーロ(約1万1500円)、92mLが109ユーロ(約1万5200円)と、これまでの「フェラガモ」の香りよりプレステージ。業界筋は、初年度の小売りベースの売上高を5500万ユーロ(約76億4500万円)と予測する。
トップノートはブランドのフレグランスの原点であるアイリスを始め、ホワイトピーチやベルガモットをブレンド。ミドルはピオニーやヘリオトロープ、ローズ。ラストは、パチュリやホワイトムスク、スエードなどで構成した。同製品は、18?25歳の女性をターゲットにしたシグネチャーフレグランス「シニョリーナ」に比べ、より大人の女性に向けたもの。自分をよく知り、自信に溢れた女性を表現したという。
ミケーレ・ノルサ=サルヴァトーレ フェラガモ社CEO(最高経営責任者)は、「イタリアでの先行発売は、ブランドが創業地に深く根付いていることを国へ示すことでもある。大変誇らしいことだ」と喜びを語った。