ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第57回

目の健康寿命は60.8歳、平均寿命と20年以上の差が

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個人的な話ですが、コンタクトレンズをやめて15年くらい経ちます。きっかけは結膜炎になりコンタクトの使用をしばらく控えるように眼科医に言われたからなのですが、その間のメガネ生活が意外に快適で現在に至っています。先日、コンタクトレンズ大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON & JOHNSON)の新商品発表会に出席し、コロナ禍はもちろん、今もデジタル環境は加速していて目にとって過酷な環境が続いていると聞きました。

同社によると2022年のスマートフォンの保有者は93%(博報堂生活研究所の1992〜2022年調査、20〜69歳3078人対象)で、タブレットの保有者も38%。ほぼ全ての人がデジタルデバイスを保有しているそうです。デジタルデバイス使用時は瞬きの回数が60%減少し、それが眼精疲労や乾燥につながっているとのこと。同社の新商品“ワンデーアキュビュー オアシスMAX”はこれまで快適な装用感を訴求するものが多かったのですが、それにプラスして新技術により、ぼわっと見える不快な光の原因といわれる短波長光の透過を約60%低減することをかなえたそう。

この話を聞きながら、ビューティに置き換えると……と考えていました。目のシワは瞬きの回数が影響しているといわれています。「一般的に1分間で約20回まばたきをするといわれているが、それが60%減少すれば、目のシワができにくくなるのではないだろうか。いやいや、瞬きが少なくなれば目の筋力が低下し、たるみにつながるかもしれない」など脳内会話を一人で繰り広げていました。実際に担当者にその件を聞いてみたのですが、企業としてはあくまでもコンタクトレンズに関連したエビデンスを取得しているが、目のシワへの影響などについてエビデンスは持っていないそう。専門分野外、当然の回答でした。

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