サザビーリーグ傘下のリトルリーグは、ロンハーマンの10〜20代向けメンズ新業態「アンダーアール(UNDER R)」を立ち上げる。ロンハーマン千駄ヶ谷店と同じ通り沿いでリトルリーグが手掛けていた「キッピーズ ココクリーム(KIPPY'S COCO-CREAM)」千駄ヶ谷店の跡地に1号店を8月29日に出店。それに先駆け、7月までは同所をスケートランプを併設するイベントスペースとして活用し、アートやファッションにまつわるカルチャーイベントを順次開催する。
第一弾として、4月27日からの3日間は元プロスケーターの写真家アルト・サーリ(Arto Saart)が14歳のサーフ・スケーター、ライジ・マスダ(Ryji Masda)を被写体に撮影した作品を展示する。入場は無料。
5月にはジュエリーブランドの「ホーセンブース(HOORSENBUHS)」のポップアップストアやフォトグラファー、デイヴィッド・ムシュガン(David Mushegain)の写真展などを予定しており、クリエイターやデザイナーと交流できるイベントを月に2本のペースで企画する。
コンセプトは「今の時代のスポーツ用品店」
「ナイキ」や「ディッキーズ」「カーハート」などをそろえる
「アンダーアール」のターゲットは訪日客含む10〜20代。ロンハーマン本体のメンズチームが運営する。「すべての若きアスリート・スポーツプレーヤーが、今本当に必要なウエア・ギアをラインアップする今の時代の『スポーツ用品店』」をコンセプトに、ユースカルチャーとつながりの深いサーフィンやバスケ、スケートボードなどのスポーツを切り口にスタイル提案する。商品ラインアップは「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADI DAS)」「プーマ(PUMA)」「ディッキーズ(DICKIES)」「カーハート(CARHARTT)」「チャンピオン(CHAMPION)」などのセレクトブランドが中心となる。アパレルのほか、サーフボードなどのギアも一部取り扱う。価格帯はTシャツ5000〜1万円、ボトムス1万〜2万円、ジャケット3万〜5万円とターゲット世代が買いやすい価格に設定する。
ロンハーマンの顧客層は30-40代が中心。福本宏二ロンハーマン事業本部マーケティングPR部マネジャーは「ロンハーマンの感覚をもっと若い世代に楽しんでもらいたいと思った。親子で買い物に来る動機にもなるはず。渋谷や原宿、新宿などロンハーマンが出ていないエリアへの出店を狙って行きたい」と話す。グランドオープン後も定期的にストアイベントを企画し、コミュニティーベースのストアを目指す。