日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K-POPブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。
韓国ブランドの魅力を生む要因の一つに、“美意識” と形容しても決して大げさではない、店舗空間やビジュアルへのこだわり、思い切ったお金のかけ方があります。SNSマーケティングやECが発達している韓国だからこそ、リアル店舗はリアルならではの体験価値に振り切ることができるのでしょう。
本特集では冒頭、そのような韓国の“美意識”をまさに体現する存在、3月に日本に上陸したKファッションの黒船「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」に迫ります。東京・青山の旗艦店で見せるアーティティックな空間は多くの若者を魅了し、連日行列が絶えません。韓国版「WWD」、現地のジャーナリスト、内部関係者の力も借り、謎に満ちた企業像を解剖します。
また、担当記者はソウル現地に飛び、日本の若者の人気店となっているデスティネーションストア4店の魅力をリポート。美意識の行き届いた店舗空間は必見です。
時計最大の見本市「ウオッチズ&ワンダーズ」をリポート!
第2特集は、4月9〜15日にスイス・ジュネーブで行われた世界最大の時計見本市「ウオッチズ&ワンダーズ」を振り返り。見本市に並んだ各社の最新モデルとともに、時計ジャーナリストの渋谷ヤスヒト氏が腕時計のトレンドを解説します。キーワードは「複雑機構」「偏愛」そして「クワイエットラグジュアリー」です。
巻末の「ファッション&ビューティパトロール」は、特集担当記者が韓国出張の合間を縫って巡ったオシャレタウン、聖水(ソンス)のホットスポット巡り。韓国好き女子3人のビューティ&グルメトークも一読の価値アリです。
(COVER CREDIT)
PHOTO : HYEONGSANG KIM
COORDINATE : SHINHAE SONG (TANO INTERNATIONAL)
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA