桂由美「ユミカツラ(YUMI KATSURA)」クリエイティブ・ディレクターが4月26日、死去した。享年94。
桂クリエイティブ・ディレクターは、1964年に日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始。翌65年、日本初のブライダル専門店をオープンした。日本人女性にフィットするウエディングドレスを作り続ける一方、81年にはニューヨークでショーを開催。以降、パリやローマなど30カ国以上に発表の場を広げ、世界中の花嫁に影響を与えた。
ユミカツラインターナショナルは、「桂氏が活動を始めた当時の、日本におけるウエディングドレスの着用率は3%だった。それが現在は90%以上。桂氏の活動は婚礼衣装にとどまらず、結婚式のスタイルにも強く影響を与えた」と話す。
なお、「ユミカツラ」は30年以上、桂クリエイティブ・ディレクターの右腕として共に歩んだ藤原綾子、森永幸徳、飯野恵子の3デザイナーが率いるクリエイティブ・チームが引き継ぐ。