ファッション

「ムシンサ」「ヒンス」「エーランド」 それぞれの日本市場攻略法を聞く

有料会員限定記事
INDEX
  • EC:「ムシンサ」
  • 日本市場でも急成長「日韓ファッションのかけ橋」へ

「ムシンサ」「ヒンス」「エーランド」に聞く日本市場攻略法

韓国から日本のファッション&ビューティ市場へ進出にする際には、信頼できるビジネスパートナー探しやマーケティング、MDのローカライズなどさまざまな課題や障壁が存在するのも事実だ。ここでは日本戦略を進めてきた韓国のセレクトショップやブランド、ECプラットフォーマーの取材を通じ、攻略法を探る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年4月29日&5月6日合併号から抜粋・加筆しています)

EC:
「ムシンサ」

日本市場でも急成長
「日韓ファッションのかけ橋」へ

韓国ファッションEC市場におけるナンバーワンプラットフォーマーが「ムシンサ(MUSINSA)」だ。グローバルではアジア、米国など13の国と地域で展開しており、中でも最重要マーケットと位置づける日本では2021年に法人設立、22年秋には日本版ECをローンチした。「ムシンサ」のグローバルマーケティングを統括するキム・ユンジョン グローバルマーケティング室長に日本市場での展望を聞いた。

ムシンサは韓国において、同国人口の5分の1に相当する約1400万人の会員を抱える。23年度の年間流通取引総額(GMV)は4兆ウォン(日本円で約4400億円)以上、売上高は約1兆ウォン(約1100億円)以上。日本の「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」(23年3月期のGMV5443億円、売上高1834億円)と比較すれば規模はやや小さいものの、日韓の市場の大きさの差を考えればかなり支配的だ。若者からの支持は圧倒的で、同社の調べでは、「ムシンサユーザーの半数以上がMZ世代」(キム室長)という。取り扱いブランド8000以上というな品ぞろえを生かし、着こなしの特集記事、公式インフルエンサー集団「ムシンサクルー」によるコンテンツで横串を刺す。

この続きを読むには…
残り3935⽂字, 画像14枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

HINCE x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京に広がる “成熟したエレガンス”と“リアルクローズの提案力” 2025-26年秋冬東コレ特集

3月31日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬の「楽天 ファッション ウィーク東京」特集です。今季の特徴は、デザイナーらがブランド設立当初の世界観を大きく前進させたこと。東京らしいパーソナルな視点でのモノ作りに加え、“エレガンス”を成熟させて幅広い層に刺さるクリエイションが際立ちました。同時に、よりリアルクローズを意識した提案も目立ち、今後に向けてのターニングポイントを予感させるシー…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。

バナーイメージ