小泉グループのオッジ・インターナショナルが展開する「アクアスキュータム(AQUASCUTUM)」は、セカンドライン“アクアスキュータム ホワイトレーベル(AQUASCUTUM WHITE LABEL)”を2024-25年秋冬にリブランディングする。同ラインはレナウン時代の13年にスタートし、同社の経営破綻に伴い20年8月にオッジが事業を譲受。ファーストラインと同様、トラッドを基調にしながら価格を抑えたエントリーアイテムを展開してきたが、新鮮なトレンドやストリートテイストを加味したユニセックスラインとして再始動する。
トレンチコートを主役に
トラックジャケット、パンツで抜け感
「アクアスキュータム」のブランド顧客の高齢化(主に50代以上)が進む中、“ホワイトレーベル”では20〜30代の若年層の取り込みを主眼に置く。ブランドの代表商品であるトレンチコートやジャケットをコーディネートの主役にしながら、ハイネックのトラックジャケットやダンボール素材のスエット、サイドライン入りのトラックパンツを合わせ、抜け感を出す。男女兼用できるよう全体的にオーバーサイジングで、XSとSが女性向け、M以上が男性向け。価格は従来と同様「アクアスキュータム」よりも抑えており、コートが6万3000〜12万円、ジャケット3万2000〜6万3000円、ボトムス2万3000〜3万6000円、ブラウス2万2000円、カットソー1万3000〜3万2000円、アクセサリー1万5000〜2万8000円。
ECは「アクアスキュータム」と切り離して“ホワイトレーベル”単独サイトを立ち上げるほか、商業施設でのポップアップストアでも認知拡大を図る。