資生堂は9月にグローバルブランドSHISEIDOから、若年層向けスキンケアライン「IBUKI(イブキ)」をアメリカで発売する。ターゲットは25 ?34歳の女性で、睡眠不足やストレスなどのライフスタイルに起因するオイリー肌、毛穴の目立ち、肌荒れを軽減することを狙う。ハイディ・マンハイマー=資生堂アメリカス最高経営責任者は「『イブキ』は、2017年までにベビーブーマーの消費をしのぐ、と予想されるミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭に生まれた10 ?20代)に向けたライン。彼女たちがより一層のケアを必要とした時、SHI SEI DOの他のラインにシフトしてもらうためのエントリーラインとして用意した」と語った。アイテムは全7品。保湿液、美容液、アイクリームには資生堂独自の技術「メモライジング Cテクノロジー」を採用し、天然保湿因子で肌の角層に潤いを与え、キメを整える。価格は洗顔フォーム(全2種)が各30ドル(約2900円)、保湿液が24ドル(約2300円)、乳液タイプの美容液とSPF15の日中用美容液、クリームタイプの美容液が各45ドル(約4400円)、そしてアイクリームが40ドル(約3900円)。
グローバルでは89の国と地域で8月から順次発売し、米国では約1500店舗で展開する。業界筋は米国における初年度小売り売上高を1500万ドル(約14億8500万円)と予測。日本では11月1日から、11系列の百貨店のオンラインショップ、イセタンミラー6店、資生堂ウェブサイト「ワタシプラス」で販売する。