ファッション

桜田通がロサンゼルスからリポート 「モンブラン」“マイスターシュテュック”100周年を祝う宴

ドイツのラグジュアリーブランド「モンブラン(MONTBLANC)」を代表する筆記具“マイスターシュテュック”は、1924年の生誕から今年で100周年を迎える。5月1日に米・ロサンゼルスで行われたアニバーサリーイベントでは、映画監督のウェス・アンダーソン(Wesley Anderson)とコラボレーションした最新キャンペーンを披露した。記念すべき1日を祝うべく日本から駆けつけた桜田通と共に、ブランドのヒストリーをひもとく。

100周年を迎えた「モンブラン」の顔
“マイスターシュテュック”とは?

「モンブラン」を代表する“マイスターシュテュック”コレクションは、ドイツ語で“マスターピース(傑作)”を意味する。中でも万年筆は歴史的な条約のサインなどにたびたび使用される名品として知られ、49年に現在まで続く葉巻型のシェイプが完成。不朽のクラシックとなった。カリグラフィーの芸術を生み出す美しいペン先は、熟練した職人の手仕事によって35もの工程と厳正なテストに合格しなければならない。“マイスターシュテュック”は現在、万年筆をはじめボールペン、メカニカルペンシルなど、幅広い商品を展開し、名実共に「モンブラン」の顔となっている。

アニバーサリーを祝して
ウェス・アンダーソンとの
コラボレーションキャンペーンを発表

5月1日、ロサンゼルスのザ パラムーア エステートで行われたアニバーサリーイベントでは、ウェス・アンダーソンとタッグを組んだ新キャンペーンを発表した。同キャンペーンでは、ウェスが得意とする独特なカラーパレットや世界観を投影したこだわりのクリエイションと、「モンブラン」のブランドDNAが融合。ブランドの新スローガンとなる“Let’s Write(さぁ、書こう!)”と共に、デジタル時代においても書くことの喜びが感じられるメッセージを発信する。

桜田通が考察する
「モンブラン」のレガシーと書くことの喜び

「デザインや形を変化させながらも、100年もの間、さまざまな人々が“マイスターシュテュック”を通して書くという行為を積み重ねてきました。人々が1本のペンに託す『大切な誰かにメッセージを伝えたい』『自分の中では消化できない思いを記したい』という気持ちに応えるように、歴史を紡いできた『モンブラン』に感銘を受けます。
ウェス・アンダーソンは、人々を興奮させ、物事を再考するきっかけを与えてくれる素晴らしいクリエイター。そのスピリッツが『モンブラン』と共鳴したのは必然のようにも感じます。キャンペーンビジュアルの1つ1つに込められた思いを想像し、心が躍りました」。

「『モンブラン』は万年筆からスタートしたブランドでありながら、老若男女やシーンを問わず、さまざまな人が手に取れるアイテムが増えています。そんなふうに変化を遂げてきたブランドの『使う人が日々をより楽しみ、人生を彩ってほしい』という考え方に魅了され、今回の旅でもラゲージやバッグを使わせていただきました。実際に使う中で、『モンブラン』のアイテムが人々の思い出に寄り添い、華を添えてくれる存在だと改めて感じます。万年筆と同じく、レザーグッズも使い続けることでその人の暮らしぶりが出て、使う人の人生そのものが投影されていく――自分と一緒に成長していけることに、喜びを感じます」。
Bag:¥199,100, Watch:¥489,500, “Meisterstuck Writing Instrument”(Dark Green):¥137,500, “Meisterstuck Writing Instrument”(Black):¥115,500/MONTBLANC(0800-333-0102), Shirt:¥106,700, Jacket:¥468,600, Pants:¥162,800, Handkerchief:¥54,780, Shoes:¥162,800/DUNHILL(0800-000-0835)
MODEL:DORI SAKURADA
PHOTOS & DIRECTION:SEAN HAZEN(W)
MOVIE:AARON CURRY
RETOUCH:MARI OBARA
STYLING:KEI SHIBATA(TSUJI MANAGEMENT)
HAIR & MAKEUP:SHIZUKA WADA
TEXT:REIKO SUGA
問い合わせ先
「モンブラン」お客様サポート
0800-333-0102