東武百貨店池袋本店は9月17日、ツーリズムマーケティングやプロモーションを行う中国企業サイバーマートグループのFJサイバーと共同で、中国最大級のメッセンジャー・通話アプリ「微信(ウィーチャット)」のシェイク機能を使った店舗情報の発信を、百貨店で初めて実施する。
店内の案内所6カ所に情報発信用機材(ビーコン)を設置。シェイクマークの看板も掲げ、この付近で「ウィーチャット」を起動してシェイク機能を使うと、「店舗情報、ブランド案内、おすすめ商品、クーポン情報」などが受信できる仕組みとなっている。化粧品は「おすすめ商品」の中で発信していく。
同店は、外国人観光客による売り上げが増加傾向にあり、14年度(2014年3月〜15年2月)の免税販売件数は前年の2倍、15年度(3月〜8月)は前年の約2.5倍と伸長している。中国の旅行者が約半数を占め、これまで春節には池袋駅コンコースに案内所を設けるなどのサービスを強化してきた。今回は、中国人旅行者のスタイルに合った「ウィーチャット」による情報発信を行うことで、お得感と利便性を提供する。