ファッション
特集 クリエイターの新潮流 第8回 / 全10回

ヨーヨープレーヤーからスタイリストへ 多才なIORIの原点

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IORI

IORI(25)

マルチクリエイター

PROFILE:(いおり)1998年生まれ、大阪府出身。競技用ヨーヨーに打ち込む中高時代を送る。パフォーマンス衣装への関心をきっかけに、ファッションにこだわり、SNSに自身のコーティネートを投稿し始める。2017年に大阪文化服装学院へ入学するも、約2カ月で中退し、上京。「ニブンノイチ」や「コンテナストア(CONTENASTORE)」でショップスタッフを経験した。21年に「ディノワークス」をスタート。現在はアーティストやブランドのスタイリングをしながら、モデルキャスティングも手掛けるなど、マルチに活動している PHOTO : KAZUSHI TOYOTA

最近ではあらゆる分野でクリエイティブ力を発揮する「マルチクリエイター」が増えた。特に若い世代に多く、独自のファッションセンスと幅広い人脈によって“ファッション系マルチクリエイター”として頭角を表しているのが大阪出身の25歳、IORIである。ロックバンドのブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)やミュージシャンのヤングブラッド(YUNGBLUD)、ラッパーのHIYADAMらのスタイリングを行う傍ら、自身のブランド「ディノワークス(DINOWORKS)」のデザイナーも務め、「コウザブロウ(KOZABURO)」と「ランドロード(LANDLORD)」が2019年に行った合同ショーではモデルキャスティングも手掛けるなど、その仕事は多岐にわたる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月13日号からの抜粋です)

大阪文化を2カ月で中退
個性派スタイルでショップ店員に

IORIのキャリアに大きな影響を与えたのは、小学6年生の時に同級生が持っていた“ハイパーヨーヨー”だった。練習にふける日々を過ごすうちに、中学校時代には全国大会でも上位に入るほどの成績を収め、プロとして東京や国外開催の大会に遠征することも多くなっていった。卒業後は、スポーツや芸能に打ち込む生徒を支援する大阪学芸高等学校の特技コースへ進学した。

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