TOKYO BASEは米国初出店となる「ステュディオス トウキョウ ニューヨーク(STUDIOUS TOKYO NEW YORK)」を5月11日にニューヨークにオープンした。オープン前日に行われたレセプションパーティーには現地のファッション関係者が多く訪れた。
ベルベルジンの藤原裕が手がける「NM」など限定アイテムも
場所はラグジュアリーショップが立ち並ぶマンハッタンのソーホー地区で、名物ショップだった「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」の跡地。店内は奥行きのあるゆったりとした空間だ。取り扱いブランドは約10ブランドで全てが日本ブランド。「ステュディオス トウキョウ」でも取り扱いのある「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」「ソフネット(SOPHNET.)」「ポーター(PORTER)」など、日本でも知名度のあるブランドを中心に並べた。ベルベルジンの藤原裕が手がけるデニムブランド「NM」など、ニューヨーク店のみ取り扱いのブランドもある。今後も日本の実力派ブランドを追加する予定だ。
同店の中根大樹ディレクターは、「品ぞろえは日本と大きくは変えていないが、世界で通用するブランドをそろえた。これからお客さまの反応を見て価格やサイジングなどを改善していく。ニューヨーク別注商品などにもチャレンジしたい」とコメント。レセプションでは日本らしいきれい目なストリートスタイルが好評でその場で商品を購入する人の姿も多く見られた。取り扱い商品は全てメンズだが、デザインによっては女性からの需要もあるようだ。
「ステュディオス」と親和性のあるブランドで勝負 「地道に顧客を作っていきたい」と谷CEO
現地を訪れた谷正人CEOは、「2007年に”日本発を世界へ”を掲げ、創業時からいつかは世界の中心であるニューヨークに出店したいと考えていた。原宿店と神南店の店長、エースとして活躍していたスタッフ3名が育ったこともあり、彼らを現地に派遣できる今がニューヨーク出店のタイミングだと思った。日本では中堅でもニューヨークではまだ新しさがあり、われわれと親和性のあるブランドをそろえている。地道に顧客を作っていきたい」とコメント。
「ステュディオス トウキョウ」は現在中国の北京、広州、深圳で展開し、今回が初の北米出店となる。今後はロンドンやソウルへの出店を視野に入れる。