ファッション
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第86回

疾走続くアシックス 好調の背景をSNSからも紐解いてみた

有料会員限定記事

疾走続くアシックス 好調の背景をSNSからも紐解いてみた

「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。86回目は、アシックス好調の背景をSNSから紐解く。

ソーシャルエディター津田:Xを見ていたら「アシックス(ASICS)」がトレンド入りしていました。売上高が前年同期比14.3%増だった2024年1〜3月期の連結業績を受けてのものだと思われますが、プロ野球選手のダルビッシュ有選手や鈴木誠也選手が試合で母の日仕様の特別なアイテムを身につけていた事も重なったようです。

アシックスは今まで「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」がけん引している印象でしたが、主力の「アシックス」もランニングシューズが好調。

ストリートにも確実に広がっていて、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」から「タサキ(TASAKI)」、建築家の隈研吾まで、コラボ相手の幅も広げて、ファッション層への認知を拡大しています。夏には「キムヘキム(KIMHEKIM)」とのコラボスニーカーも発売を控えるなど、コラボの話題は事欠かず、ライフスタイル向けのライン「アシックススポーツスタイル(ASICS SPORTS STYLE)」も更に伸びそうです。

ストリートではスニーカーブームが沈静化し「ナイキ(NIKE)」や「アディダス(ADIDAS)」の人気が落ち着く中、国内ブランドの「アシックス」が好調なのは、愛用者として嬉しい限りです。

この続きを読むには…
残り1715⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。