「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」(以下、VS)は、ファッションショーを2024年秋に復活すると発表した。
「VS」がインスタグラムに投稿したキャプションには、「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーが復活します。今の私たちの姿に加え、グラマラス、ランウエイ、ウイング、ミュージカル・エンターテイメントなど、皆さんの大好きなものをすべて反映させます。ご期待ください。さらにアイコニックになります」とコメントしている。
VSは毎年恒例のテレビ放送を19年に中止した後、昨年 「ヴィクトリアズ・シークレット・ワールド・ツアー」を開催した。アマゾンプライム(Amazon Prime)で放送されたこのドキュメンタリーは、ランウエイモデルのためにカスタムルックを考案する20人のグローバルクリエイティブ集団、「VS20」にスポットを当てた。
「VS」のラウル・マルティネス(Raul Martinez)=エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント兼ヘッド・クリエイティブ・ディレクターは当時、「このドキュメンタリーは、『VS』のブランド変革の究極の表現です。この作品は、ファッションとグラマラス、エンターテイメントを原動力とし、過去から愛され続けてきたアイコンに向き合いながらも大胆に再定義したものとなるでしょう」と語った。続けて「私たちは『VS』のプラットフォームを提供できること、女性のストーリーと視点の個性を称える世界的クリエイターらのレンズと芸術性を通して『VS』を探求することができとても光栄に思います」とコメントした。
この作品は「#ミートゥー(#MeToo)」運動が急拡大する中、劣悪な職場環境への非難に悩んでいた「VS」の新時代を象徴するものだった。
ファッションショーのチーフ・マーケティング・オフィサーを長年務めてきたエド・ラゼック(Ed Razek)は、プラスサイズやトランスジェンダーモデルの採用を拒否する姿勢に反発を受け、19年に同社を去った。20年にニューヨーク・タイムズ紙は、VSの「女性差別、いじめ、ハラスメント文化の疑惑をさらに暴露した。
24年のファッションショーの日程はまだ発表されていないが、このイベントが秋に復活することは確実のようだ。