ワコールホールディングス(HD)は子会社でマネキンの製造や施工などを行う七彩の株式の一部を物流企業のセンコーグループホールディングスに7月1日付で譲渡する。EC販売の比率の高まりにより、七彩が行っている売り場施工やマネキン配備のシナジーが薄れたため。所有株式の割合は現在の99.96%から譲渡後には14.99%となり、連結子会社から外れる。譲渡額は非公表。
ワコールHDでは、人員削減をはじめ、収益改善に向けたビジネスモデル改革を進めている。東京台東区のワコール浅草ビルの売却も予定しており、不動産などの見直しも行っている。