訪日客のキャラクターや地域が多様化する中で、インバウンド消費に強いブランドや店舗も変わりつつある。主要都市の路面店ではインバウンド比率が3〜5割にまで高まる中で、施策はどうあるべきか。渋谷パルコから原宿の「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」まで、銀座や表参道、渋谷、心斎橋、福岡の主要都市の12店舗・ブランドの動向をまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月20日号からの抜粋です)
免税売り上げ比率
2024年3月期
33%
好調ブランド
ラグジュアリーブランド、「イッセイミヤケ」「23区」「ランバン オン ブルー」
“ショッピング天国”銀座
ラグジュアリー独走の先
国土交通省によると2023年冬期(23年10月29日〜24年3月30日)の国際定期便の本数は、19年冬期比で9割弱まで回復。さらに、記録的円安と“日本でショッピングをするなら銀座”というイメージが後押しし、銀座は都内の百貨店の中でも突出して免税売上高が高いエリアだ。24年2月期の売上高で前期比35.5%増の1018億円をたたき出した松屋銀座本店では、訪日客による免税売上高がその33%を占めている。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。