「WWDJAPAN」5月27日号は、「サステナビリティ用語特集 AtoZ 2024年版」です。サステナビリティ関連は、新しい技術や考え方、団体の登場に伴い、新語が次々登場しています。本特集ではファッション×サステナビリティに関連する65の言葉をピックアップ。最新データーと関連ニュースを交えて2024年版としてまとめました。特に「デジタルファッション」「グリーンウォッシュ」「プレ/ポストコンシューマ」「アップサイクル」は注目企業の取り組み事例と合わせて深掘り。これらの言葉を知ることはすなわち、サステナビリティを取り巻く最新事情を知ること。社会の変化を眺める感覚で読み進めてほしい。
ZOZOの次戦略「ECとリアルを融合した次世代店舗」の解説も
そのほかに、海外情報からはビューティ業界で浮上している新たなキーワードであり健康寿命を伸ばしことを意味する「ロンジェビティ」について各社の動向を詳しく解説。「台湾ファッションウィーク」の特集では台湾の、国としてのファッションの施策やマーケットの状況、注目デザイナーを掘り下げます。ビジネス記事からは特に、ZOZOが2026年をメドにオープンを予定している「ECとリアルを融合した次世代店舗」の解説と、スポーツ市場の雄「アークテリクス」のキーパーソンへのインタビューにご注目ください。
(WWDJAPAN COVER CREDIT)
PHOTO:HELEN KIRKUM
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE(GWISUB JUNG)
付録の「WWDBEAUTY」は、化粧品業界における「世界5カ国のサステナビリティ最新事情」を特集します。世界で持続可能な社会への取り組みに向けた企業の役割はますます大きくなり、法整備も進んでいます。今年は視野を広げ、アメリカ、フランス、韓国、中国、日本の最新事情を現地の記者がレポートします。サステナビリティに関する国レベルの規制がなく、定義があいまいな米国、年々規制が厳しくなるEU、そのEUの環境規制に標準を合わせる動きが目立つ韓国、ESG経営を推進する中国、問題視されているコスメロスに向き合う日本。各国で、化粧品企業や小売りに関係する規制、消費者の環境意識、先進的な取り組みを行う注目企業やブランドを紹介します。ストーリー性のある表紙にもぜひご注目ください。
日本の化粧品廃棄量に警鐘
日本市場のページでは、“役目を終えた”コスメや化粧品バルクに再び命を吹き込む、アップサイクル領域で持続可能なビジネスモデルを構築するモーンガータのインタビューも必見です。化粧品メーカーで研究員としてヒット商品を生み出した田中寿典代表が起業したきっかけや、知られざる廃棄の現状などを聞きました。後半は、11社が注力するサステナビリティの取り組みを紹介。今号は28ページと読み応えのある内容で、必読です。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
ILLUSTRATION:JOE ICHIMURA
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE(GWISUB JUNG)