ビジネス

ダイドーリミテッドが株主提案に反対 次期社長の外部招へいで対抗

「ニューヨーカー」「ブルックスブラザーズ」などを展開するダイドーリミテッドは24日、鍋割宰社長が退任し、後任として外部から成瀬功一郎氏を招へいするトップ人事を発表した。成瀬氏はコンサル会社のジェミニストラテジーグループ出身。ダイドーをめぐっては、筆頭株主であるストラテジックキャピタルが取締役の刷新を求めていた。ダイドーはストラテジックの株主提案に対して「業績回復及び持続的な企業価値向上のためには不適切」と反対を表明し、独自の取締役候補を立てる。

6月27日開催予定の定時株主総会で承認されれば、成瀬氏を含む6人が新しい取締役に就く。新たに代表取締役会長兼CEOとして、同じくジェミニの山田政弘CEOを候補にした。一方、鍋割氏を含む現取締役の6人のうち5人は退く。

ストラテジックは業績や株価の低迷を問題視し、4月17日、取締役の刷新を求める株主提案を定時株主総会で行うと発表していた。ストラテジックが提案する取締役候補には、元ブルックスブラザーズジャパン最高財務責任者(CFO)の中山俊彦氏、元オンワード樫山社長の大澤道雄氏らが名を連ねていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。