百貨店の主要店舗の2023年度売上高(総額売上高)が出そろった。22年度までは国内の富裕層がけん引していたが、23年度は5月にコロナが5類に移行したためインバウンド(訪日客)の急回復が加わり、売上高トップ10のうち4店舗が過去最高を更新した。一方で訪日客や富裕層の恩恵が薄い郊外や地方の百貨店は引き続き低調で、閉店も相次いでいる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号からの抜粋です)
百貨店の主要店舗の23年度売上高のトップ10は下記の図表の通り。セブン&アイ・ホールディングスから売却されたそごう・西武の業績が今年度から非公開になったため、22年度に3位だった西武池袋本店は除外された。それ以外の順位に大きな変動はないものの、東西の横綱と称される伊勢丹新宿本店と阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)が群を抜いた好調ぶりだ。両店とも2年連続で過去最高売上高を大幅に更新した。
20203年度 百貨店の店舗売上高トップ10
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