「WWDJAPAN」には美容ジャーナリストの齋藤薫さんによる連載「ビューティ業界へのオピニオン」がある。長年ビューティ業界に携わり化粧品メーカーからも絶大な信頼を得る美容ジャーナリストの齋藤さんがビューティ業界をさらに盛り立てるべく、さまざまな視点からの思いや提案が込められた内容は必見だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号からの抜粋です)
今、化粧品のマルチ化が止まらない。それは、消費者にとっては大変喜ばしいこと。でも化粧品会社にとってはどうなのだろう。老婆心ながら、それがちょっと気になっている。例えばAIが人の仕事を奪うのと同じように、化粧品のマルチ化が化粧品市場を縮小させてしまったりはしないのだろうかと。
もちろんそんなものはまだまだずっと先の話。だからこれはひょっとすると、触れるべきではない問題なのかもしれない。でも、化粧品はどっちにしろ進化していかなければならない運命にある。とすれば、そういう未来がいつか来ることは、きちんと想定しておかなければいけないのではないかと考えたのだ。
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