中国市場はここ数年、SDGsのコンセプトを取り入れ全方位でアプローチをする化粧品企業が目立つが、消費者もまた、サステナビリティの重要性と自分たちの消費が環境にどのような変化をもたらすか理解が深まってきている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
中国では、「CO2排出量の削減で2030年にカーボンピークアウト、60年までにカーボンニュートラルを実現する」という世界的な目標が設定されて以来、サステナビリティが社会的に認知されるようになってきた。中国の消費者は、環境に配慮した商品に対してお金を払うことをいとわなくなってきている。
政府はビューティ業界でSDGsへの意識を高める政策を進めており、中国の化粧品企業も戦略的にSDGsのコンセプトを取り入れている。原材料や梱包に対する規制が強化され、サステナビリティが業界の主流となっている。研究開発、原材料、生産、運送、販売など全てのバリューチェーンの中でサステナビリティの概念が取り入れられている。
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