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「ロクシタン」がブランドビジョン“ 消費を再生に”を軸に変化を育む活動で美しい未来を築く

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は人と自然との調和を大切にし、創設当初から時代先駆けいち早くサステナビリティを啓蒙し続けてきた。ブランドビジョン“消費を再生に–Turn Consumption into Regeneration”を掲げ、環境保全に留まらない、地球にポジティブなインパクトを還元するブンドの在り方を体現している。満を持して昨年9月に「Bコープ」認証を取得した。その目的について、ラファエル・アーカンヴォー・シコット=ロクシタングループチーフサステナビリティオフィサーは、「ロクシタンブランドの取り組みを、Bコープを通じて可視化しさらに他の加盟ブランドや企業との横連携を図りながらより大きなムーブメントを生み出していくため」と語る。

ブランドは、「植物の多様性を保護」「生産者をサポート」「地球の自然に優しく」など6つのコミットメントを掲げているが、中でも精力的に推し進めている一つが「地球の自然にやさしくReducing waste」だ。一例として、アイコン商品である“シア ハンドクリーム”(30mL、1760円)のパッケージを昨年100%リサイクル可能な容器へとリニューアル。これにより年間369万6000tのCO2と28tのプラスチックの削減が可能に。また、本体容器より60〜90%のプラスチック削減につながるというエコレフィルの提供や、土壌の再生を促す有機栽培、フェアトレードの推進といった環境を尊重した原材料調達における取り組みは、厳格な基準を持つBコープ認定においても高く評価された。さらにロクシタングループのカーボンフットプリントの45%を占めるのはユーズフェーズ(商品の消費行動で排出される二酸化炭素量)であることから、今後は消費者との“共同削減”を目的とした商品開発にも真摯に取り組む。

また植物の力を医薬部外品として最大限に生かし、自然由来成分99%の商品で毛根の血流促進にアプローチする医薬部外品“薬用 メディカル アンチヘアロスセラム(販売名:ロクシタン アドバンスト スカルプケア)”は、消費者から高い評価を得て、日本でも好調な売り上げを続けている。そのほか日本ではプロヴァンスに根付くライフスタイル「Artde Vivre(暮らしの芸術)」を表現した新コンセプトストアとして、世界に先駆けて渋谷店「ロクシタン・シブヤ・トーキョー」が4月にリニューアルオープンした。「ロクシタン」生誕の地、南仏プロヴァンスならではのラグジュアリーな空間を体現し、現在世界ですでに100店舗以上に導入しているレフィルファウンテンを日本で初めて導入した。今後も「全ての化粧品ブランドがサステナブルであるべき」という強い信念を軸に、業界の先駆者としてより美しい未来への変化を育むことを目指す。

TEXT : ERINA NAKAZAWA
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ロクシタンジャポンカスタマーサービス
0570-66-6940