6月24日に発表する「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」のスピンオフ企画!新作発表会をハシゴし、新作情報に目を通し、商品担当者に直撃取材し、我が身を使って商品特徴や使用実感を確認する。そんな機動力&行動力バツグンの記者たちが「買って良かった!」「使って良かった!」と心底思った商品を発表する。今回の対象アイテムは24年1〜4月発売の商品。「WWDBEAUTY 2024上半期ベストコスメ」とともにぜひチェックを!
【メイクアップ部門】
ベテラン記者から新米記者まで7人がメイクアップアイテムをピックアップ。ベースメイクが多いのは近年のトレンドともいえそう。
「バイユア(BYUR)」
“セラムフィット ルースフェイスパウダー”
肌のテカリを抑えながら艶感を演出するパール配合のパウダー。毛穴が悪目立ちしないよう、パールの配合量を細かく調整している。
求めていたさりげない艶を感じられるパウダー
/牧田英子「WWDJAPAN」副編集長
いまだに艶とテカリの差が分かりづらく、ついつい艶感のあるファンデーションを塗布してもフェイスパウダーで抑えがちでした。毛穴を目立たなくする“毛穴管理“をしてくれる同商品のパールタイプは、微細なパールによってさりげなく艶を感じられるという優れもの。化粧崩れを気にすることなく過ごせるため、レギュラーメンバー入りしています。容器に中蓋が付いているため、持ち運んで蓋を開けた際もパウダーが溢れることなくストレスフリーな点も高得点◎。
「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」
“プードルコンパクトエサンシエルN”
肌環境を整えて美しい仕上がりをキープする新プレストパウダー。メイクアップとスキンケアが融合した独自技術のライトエンパワリングエンハンサーが、肌の内側から輝きを放つように光を操る。
“AIパウダー”⁉︎高機能パウダーに感動
/浅野ひかる マーケティング部ソーシャルデスク
ベタつく環境では皮脂や汗を吸収してテカりを防ぎ、乾燥する環境では水分を放出して肌の乾燥を防ぐ……そんなワガママがかなうのか⁉︎と半信半疑でしたが、さすが「クレ・ド・ポー ボーテ」、実現してしまいました。“粉オタク”を自称するくらいフェイスパウダーにはこだわりのある私ですが、つけた瞬間の滑らかさ、厚塗り感のないカバー力、長時間続くフォギーな透明感。外では汗をかき、オフィスでは冷房で乾き、そんな過酷な環境下でも肌コンディションをキープ。そしてメイク直しをするたびに美肌度が増すなんて、完璧すぎる!“AIパウダー”の評判に違わぬ実力に脱帽しました。
「ルナソル(LUNASOL)」
“クラリティフロウリクイド”
潤い感のあるなめらかさと軽い付け心地を両立。肌の動きにシンクロする薄い1枚膜が肌に密着し、フォギーグロウな肌が長時間続く。
艶感がにじむ端正な“フォギーグロウ肌“に
/戸松沙紀「WWDJAPAN」編集部記者
“水ツヤ“を大切にしている「ルナソル」のファンデーションは、これまで豊かな艶感を表現するオイルタイプやグロウ質感のアイテムが多い印象でした。そんな「ルナソル」から登場した新しいセミマット質感のリキッドファンデ“クラリティフロウリクイド“。端正なフォギーグロウな肌に仕上がり、時間の経過と共に皮脂となじんで、内側からじんわりと艶感がにじみ出てきます。取材などのきちんとしたビジネスシーンで使用する“相棒“として活躍しています。
「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」
“モノクローム ウェイトレス リップカラー”
「プラダ」のファッションから着想して作り上げたリップスティック。アイコニックな生地の質感と88年に行われたショーのメイクアップを表現した。ビフィズス菌エキスとホホバオイルを配合し、唇をケアしながら高い発色を長時間持続する。
惚れてしまった、彫刻みたいな「プラダ」のリップ
/遠藤里紗「WWDJAPAN」編集部記者
「プラダ」のコスメが今年、日本に初上陸しました。使う前のリップの断面は、「プラダ」ロゴと同じ直角二等辺三角形のカッティング。そして側面にはサフィアーノレザーを模した細かい凹凸が彫刻されています。シルバーとゴールドがつるりと光るパッケージもとってもキュートです。1本でくっきりマットに仕上げるだけでなく、バームで艶を出した唇にのせると上品に発色します。カバンから取り出すたびにときめく、ハレの日を共に過ごしたいリップナンバーワンです。
「ディオール(DIOR)」
“ルージュ ディオール 434 プロムナード サテン”
ブランドのアイコニックなリップがモダンな新しいクチュール ケースをまとって新登場。フローラルケア成分を配合した処方で、長時間心地い塗り心地をかなえる。
ヌードリップ初心者にもおすすめ
/和田実桜「WWDJAPAN」編集部記者
ここ半年くらい、服装もメイクもY2Kに挑戦したい気分です。Y2Kメイクの必需品ともいえるヌードリップを探していたときに出合い、毎日のように愛用しています。ピンクみのあるシェードなので程良い血色感があり、ヌードリップ初心者でも使いやすいです。艶感をプラスしたい時は「エトヴォス(ETVOS)」の“ミネラルリッププランパー ディープ キャロットピーチ”(3300円)、華やかさをプラスしたい時は「ナーズ(NARS)」の“アフターグローセンシュアルシャイン リップスティック 777”(4730円)などを重ね付けして、印象の変化を楽しんでいます。
「ティルティル(TIRTIR)」
“マスクフィットクールサンクッション”
ひんやりとした使い心地の日焼け止めクッション。肌を生き生きと見せるナチュラルなアプリコットカラーで、肌トーンの補正と自然なカバー力をかなえる。
クールで気持ちいフィット感でトーンアップ
/所 彩 ビジネスプランニング部マネジャー
トーンアップ感、クールなフィット感が速攻で感じられるアイテム。普段ファンデーションを使用しないのでトーアップできてさらに日焼け対策できるところが私のツボをおさえました。テクスチャーが軽いので皮膚が呼吸していない感じもなし!真夏の外回りでくたびれた顔面をクールなつけ心地でリフレッシュできそう。今年の夏はこの商品と一緒に乗り切りたい!「ティルティル」といえばのケースの形もとってもかわいい。
「マークユー(MARK U)」
“アイブロウワックス”
毛流れをスタイリングしつつ、ブルーグレイの色みで透明感のある艶を与えるまゆ毛用ワックス。ワックスはパウダーに変化してまばらな部分を補い、立体感を演出する。
“ヘイリー眉”に仕上がる、メイクの立役者
/竹内菜奈 編集制作部
ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)のような自然で立体感のある眉毛をゲットするべく、出合ったのが「マークユー」のアイブロウワックスです。毛の一本一本を逆立てることができ、凛々しい毛並みを長時間キープできるという優れもの。ワックスは白い粉が残りにくい処方で、使用後はバリバリにならず、ふわっとしたボリュームのある仕上がりに。色味はほんのりブルーグレイなので、ペンシルやパウダーでしっかり書き足す必要がないのも嬉しいポイントです。
【スキンケア部門】
スキンケア部門は5人中3人が洗顔アイテムを選出。ケアの基本は洗顔から!を身をもって体験している記者たちの声をご覧ください!
「メム(MEM)」
“モイスチャー ミネラル マスク”(100g、8360円)
特性の異なる6種のクレイを配合したクレイパック。モイスチャーバランスを整え、酸化した皮脂汚れや老廃物などを取り除きながらくすみのない肌へと導く。
朝の“ながらクレイ”が習慣に
/八木由希乃 編集制作 編集マネジャー
“浄化”をテーマとするスキンケアブランド「MEM」。美容家の瀬戸口めぐみさんのエステティシャンとしての30年もの経験や独自メソッド、そして熱量がぎゅっと詰め込まれています。中でも、クレイパック“モイスチャー ミネラル マスク”は、夜はもちろんのこと、肌が冴えない朝の救世主。肌に伸ばすときの滑らかさと塗布状態の心地よさ、仕上がり、どれをとっても素晴らしく、朝の洗顔代わりに肌に伸ばし、洗濯や片付けをしながら10分。洗い流すとくすみ感が消え、肌も引き締まった印象になれるのがうれしくて手に取っています。
「インプレア(IMPREA)」
“インプレア クレンジング オイル”
濡れた手で使用できる、ダブル洗顔不要タイプのクレンジングオイル。すっきりとした洗い上がりでありながら保湿力も備え、肌に潤いと柔軟性をもたらす。
調子良き肌を作り出したのは……
/中村慶二郎「WWDJAPAN」編集部シニアエディター
普段はあまり鏡をチェックしない私ですが、毛穴まで見えるくらいの至近距離で、肌の様子を見る機会が1日1回あるのです。それは、毎朝のコンタクトレンズを入れるとき。不器用な私は鏡を見ないと入れることができず、その際に見えた肌に対し「最近調子がいいなあ」と思っていた時期があり、それは“インプレア クレンジング オイル”を使っていた時期でした。使い切ってしまい、他の洗顔料に変えたところ普段の肌に戻ってしまったので、おそらく相当良いのだと思います。
「ミシャ(MISSHA)」
“ミシャビタシープラス 泡マスク洗顔”
弾けるバブルが毛穴汚れを浮かせて落とすメカニズムに着目した発泡ジェル状の洗顔料。セラミドを配合し洗い上がりのしっとりとした潤い感をかなえた。
スキンケアも侮れない!「ミシャ」の泡洗顔
/関戸和 編集制作部
「ミシャ」といえば、クッションファンデをはじめとしたベースメイクを想像する方も多いのではないでしょうか。私もその1人でしたが、“ビタシープラス“を使用して感動!アスコルビン酸を配合したシリーズで、使った翌日の肌が生き返る感覚が病みつきに。お気に入りの泡マスク洗顔は、塗るとジェルが発泡し肌をクリアな印象に整えてくれます。寝不足の日など「少し顔が疲れているかも?」という時でも「これがあれば安心!」と思わせてくれる必需品。最近は同シリーズから針美容液パッチも発売するなど、今後も目が離せません!
「アクア・アクア(AQUA・AQUA)」
“ヴィーガンフォース 薬用クリーミーソープ”
ヴィーガン認証を取得している薬用洗顔料。肌あれ防止有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムや9種のフルーツ&植物エキスを配合し、美容液ローションのような使い心地で肌を洗い上げる。
泡立ちよし、使用感よし、肌の調子よし!
/山脇佳那子 ビジネスプランニング部
ヴィーガン認証の安心感で使い始めましたが、泡立ちとても良く、使用するほどにきめの細かさを体感します。洗顔後はすっきりとしつつも、しっとり保湿感も◎。泡がしっかりしているので"頑張って泡立てなくていい"のが、何よりも嬉しいポイントで、忙しい時期ほど「これは間違いない」と感じるアイテムです。気がつくと、見事に肌荒れとは疎遠になりました。「こだわりたいけどスピーディーに楽したい」「忙しいけど肌は綺麗に保ちたい」に応えてくれます。
「オバジ(OBAGI)」
“デイセラムUV”
美容液、乳液、UVカット、化粧下地の4役をかなえる日焼け止め。シリーズの美容液にも使われる成分や3種のビタミンC誘導体を配合。紫外線量に応じて弾ける「紫外線反応型カプセル」により、紫外線を防ぎながら肌をケアする。
ワクワクが止まらない日焼け止めの世界
/竹田紀子 「WWDJAPAN」編集部記者
ここ数年“日焼け止めの機能拡大”が楽しくて仕方がありません。“シワ改善”“肌に良い紫外線を取り込む”“ヨレを自動修復”などもワクワクですが、「オバジ」の“紫外線を浴びるとビタミンCカプセルが弾け肌をケアをする”は意味が分からなすぎて笑ってしまうほどインパクトがありました。伸びの良さと塗り終わった後のモチモチとした肌の感触はスキンケアの一部として取り入れやすく、今やデイリー使いの一軍スタメンです。シミができやすい肌なので直射日光は避けまくる日々ですが、多少日に当たっても「ビタミンC放出中ということでまぁいいか!」と大らかな気持ちになれています。
【フレグランス部門】
フレグランスを追い続けている記者による2024年上半期ベストフレグランス。新しい香りが続々と誕生している中で記者の心を掴んだベストバイの香りとは!?
「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」
“ジャルディーニ メディチェイ ジェルソミーノ”
花の都フィレンツェでルネサンス期に栄華を極めたメディチ家の庭園の植物が着想源のオードパルファム。香りは、ジャスミン系の“ジェルソミーノ”、柑橘系の“ビッザリア”、“マグノリア”、“アイリス”の4種類で、どれも洗練されたエレガントな印象。老舗ブランドらしい19世紀のカタログを再現した本の形をした美しいボックス入り。
夏にぴったり爽やかさが際立つ“ジャスミン”の香り
/益成恭子「WWDJAPAN」編集部記者
イタリアに行ったら必ず立ち寄るのが「サンタ・マリア・ノヴェッラ」(以下、SMN)のお店。世界最古の薬局には、香水から薬用シロップまであり、何度訪れても飽きず、いろいろ試したくなります。「SMN」に初のオードパルファム“ジャルディーニ メディチェイ”が登場しました。ジャスミンは花・香水共に大好きな香りですが、“ジェルソミーノ”は、ベルガモットがアクセント。甘く漂う華やかな香りよりというよりは、爽やかさが際立つ夏にぴったりの香りです。
【ヘアケア部門】
記者が選んだベストバイは、トリートメントやヘアブラシ。集計時に届いた個性大爆発の紹介文もあえてそのまま掲載!
「ネジュ(NEJOO)」
“ドントウォッシュトリートメント”
BTSやルセラフィム(LE SSERAFIM)らのヘアを担当するヘアスタイリスト、パク・ネジュ(Park Naejoo)によるヘアケアブランド。天然成分を97%配合したトリートメントはオリジナルブレンドのネロリの香りも特徴だ。
Seven days a week!手放せないトリートメント
/本橋涼介「WWDJAPAN」編集部 シニアエディター
フォーム洗顔のようなテクスチャーが面白い、その名の通り、洗い流さないトリートメント。きめ細かな泡を髪に塗布すると、あっという間になじんで消えてしまいます。「本当にこんなんで大丈夫か?」と思いきや、ドライヤーでブローするとサラサラの仕上がり。髪が太く、硬くて万年キノコの僕も、スッとボリュームダウンしてセットが楽になりました。洗い流さないトリートメントにありがちな、手のベタつきも全然なし。ウワサによるとBTSのジョングクも愛用しているそうで、これは“Seven Days a Week”手放せないこと間違いなし!
「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」
“プレミアム FOXカッサ ウッド ヘアブラシ”
やみつきになる刺激で肩こりに期待
/新関瑠里「WWDJAPAN」編集部記者
肩こりがひどくなり、スパのマッサージに飛び込んだら担当してくれた韓国のお母さんに「肩もだけど頭皮……ガチガチだよ」と引き気味に言われました。一極集中で肩を労っていましたが、普段の頭皮マッサージも効果あるからね、と念押しされ、話題のこのブラシにガチガチ頭皮を託して自宅ケアを始めることに。“24Kゴールドメッキの150本の針”!のぜいたくなピンで、頭皮をザリザリガリガリとすべらせると、なんとも言えないヒンヤリ〜ゾワ〜とした感覚に。それがやみつきになる刺激で無心に動かしていると、顔から肩にかけてポカポカ、浮腫んでいた目元もスッキリ。なによりも、1回使うだけで頭も肩も軽くなったのには驚きました。ご褒美プライスですが、特に肩こり難民におすすめです!
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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。
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