化粧品企業の対応急務　世界5カ国のサステナブル最新事情

4年目を迎える今年のサステナブルビューティ特集は視野を広げて、アメリカ、フランス、韓国、中国、日本の最新事情をレポートする。例えば、米国のビューティ企業は「互いに協力しあうことでさらに大きな変化を未来にもたらすことができる」という認識が広がり、特にリサイクルやトレーサビリティなどの課題で顕著に表れている。欧州では、原料元からリサイクル性まで商品のライフサイクル全体の情報を証明する機能を持つ「デジタルプロダクトパスポート（DPP）」の導入が急がれている。（この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください）

中国では、政府がビューティ業界でもSDGsへの意識を高める政策を進めている。中国の化粧品企業も戦略的にSDGsのコンセプトを取り入れ、各社がESGに取り組み情報公開を強化している。韓国も同様にビューティ企業はESG経営へのシフトを加速。気候変動対策やカーボンニュートラルを達成するための再生可能エネルギーの活用、リサイクル可能なパッケージや店舗デザインにおけるゼロ・ウェイスト志向などの取り組みが目立つ。