PROFILE: 堀江昌樹/「ハンク 表参道」代表(左)、米澤香央里/同 アートディレクター
人気サロン「アピッシュ(apish)」に約20年間所属していた堀江昌樹さんと、「シアン(SYAN)」でクリエイティブディレクターを務めてきた米澤香央里さんが独立し、2人で新たなヘアサロン「ハンク(Hank.)」をオープンした。堀江さんは「アピッシュ」の別ブランド「ジェノ(JENO)」の代表として、米澤さんは「シアン」のクリエイティブ面をけん引する存在として、それぞれ「自由にやらせてもらっていた」という2人。そんな、ともに“業界のリーダー的存在”として活躍していた2人があえて独立し、タッグを組んだ理由を聞いた。
WWDBEAUTY(以下、WWD):2人が知り合ったきっかけは?
米澤香央里(以下、米澤):以前からもちろん存在は知っていたけれど、出会いは意外と最近で、2年くらい前のこと。コンテストの審査員で一緒になった帰り道、何となく今後について考えていることを話したのがきっかけだった。当時、堀江さんは仲の良い美容師たちと“定例会”と称した食事会を定期的に行っていて、コンテストの帰りに話したことをきっかけに、そこに私も参加させてもらうようになった。
堀江昌樹代表(以下、堀江):僕は40歳を過ぎて、このまま「ジェノ」でやっていくか、本当の意味で独立するか数年前から悩んでいて、その定例会で相談するなどしていた。そんなときに米澤さんから、おそらく半分冗談で「独立するなら私も雇ってくださいよ~」などと言ってもらえた。僕も当初は冗談として受け取っていたけれど、よく考えてみたら、一緒にできるのなら独立もありかなと。
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