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連載 ビジネスリポート

レビュー機能実装の「ゾゾコスメ」 データ活用と季節ニーズ対応でアプローチを強化(2023年下半期)

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ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のビューティ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」は、サービス開始から3年目を迎える。2023年3月期で商品取扱高90億円にまで成長し、24年3月期は100億円の大台が見えているという。700ブランド以上を扱う「ゾゾコスメ」の商況について、ZOZOの東奈里香ブランド営業本部 ブランド営業一部 ディレクターと木暮彩子 カテゴリ推進部 コスメブロック ブロック長に好調ブランドやヒット施策を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月26日号会員限定特別付録「ビジネスリポート 2023年下半期」からの抜粋です)

WWD:2023年下半期の商況は?

東:イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下YSL)や「RMK」「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」といった大手ブランドの取り扱いも増え、着実にラインアップの拡充ができている。もともと多くのファンがついているブランドのため、「ゾゾコスメ」ユーザーとのマッチングも良く客数は増加。サービス開始から3年目を迎えるが、毎月新客が獲得できているほか、リピート客も全体の3割を占めるようになっている。

ファッションEC内にあるからこそ売れるモノ

WWD:好調だったカテゴリーやブランドは?

東:各ブランドからホリデーコレクションが登場するタイミングに合わせて、ホリデーギフトの企画をスタート。クリスマスコフレの好調ブランドは「ディオール(DIOR)」「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」などで、例年に比べてギフトラッピング需要が高まっていると感じた。また、「ゾゾコスメ」の売上構成比はメイクが最も高いが、12月に関してはフレグランスが高く伸長。引き続き、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA FRAGRANCES)」「ディオール」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が特に人気だった。ファッションEC内にあるため、外出時に“身にまとうファッションアイテム”としてフレグランスをつける人が多いのだろう。

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