アメアスポーツジャパンは11月、カナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」の日本最大となる旗艦店を、東京・新宿にオープンする。これにより、国内の直営店はアウトレットを除き16店となる。中国をはじめとした訪日客にも人気のブランドだけに、新宿店も大きな話題になりそうだ。また、10月には神戸店の移転増床も予定している。
新宿店は新宿アルタ横で現在建設中のビルに入るといい、全4フロアで売り場面積は約684平方メートル。ウエアに加え、強化中のフットウエアや、バックパック、ファッションラインの“ヴェイランス(VEILANCE)”を含むフルアイテムをそろえる。また、東京・丸の内、心斎橋の店舗に続き、リペアやケアサービスのための“リバード(ReBIRD)”カウンターも設ける。
神戸では2016年に旧居留地に出店していたが、既存店から徒歩5分の立地に移転。従来は2フロア構成だったが、1フロアで売り場面積も約364平方メートルに拡大する。
2024年の新規出店や移転はこの2店。昨年は秋にギンザシックス、心斎橋、福岡と計3店、22年は計4店新規出店していた。「25年以降もこれまでと同様のペースで積極出店していく」と、林克洋マーケティングマネージャー。「アークテリクス」はアメアスポーツ本国の主導で、5月に東京・代官山に開発拠点も開設。また4〜5月にかけては、アメアスポーツジャパンが大規模なブランド体験イベントを原宿で開催した。このようにグローバルで大型投資を続けている。