“パスティチーノ”には、川島織物セルコンのアーカイブから選出したジャカードと、中森組紐工房の留め具が採用された。6つのバリエーションと2つのサイズで展開
手織りのゾーン。織機の中で立って仕事をしていることがわかる
紋織物の製作室。川島織物セルコンは、撚糸、染色、織工程までを一貫して行うレアな存在。それにより作り手の描く複雑な色柄など理想のデザインを実現する
綴織の製作室。手作業で柄を表現する緯糸を織り込むため、まさに職人の感性が発揮される
祭りの礼幕用に竜の図柄が織られている様子。祇園祭などで活躍している
ここからは機械織りのゾーン。まさに“パスティチーノ”の生地が粛々と自動で作られている。ちらりと覗く男性が説明をしてくれた川島織物セルコンの方
伝統工芸を支える一面と、カーテンなど量産体制を必要とする生産が両立しているところがすごい。機械織りのエリアは自動化され、見学者以外の人の姿が見当たらない
巨大などん帳を制作中。圧巻!歌舞伎座のどん張も手がけている
こちらもどん帳を制作中。25メートルプールくらいのスケール。床がピカピカで埃一つ落ちていない
イタリア国旗(タイミング悪く風でなびいてしまった)を掲げて「マックスマーラ」チチームを歓迎。連日世界各国から多くの人が訪れている
ディナー会場は、京都市東山区にある総本山智積院で開らかれ、世界からゲストが集まった。写真は、ホストを務めたマックスマーラー社の二コラ・ガーバー・マラモッティと「パスティチーノ バッグ トレジャーズ オブ ジャパン」のキャンペーンモデルを務めるAMIAYA、舞を披露した芸妓と
ディナー会場を彩る装花にもこだわりが
2階で迎える「壊れた修理しよう!」のポップなメッセージ。ポップアップは7月28日まで。「買取り」「リペア」「アップサイクル」が定期的に入れ替わり行われる
中古ウェアを組み合わせ、修理を施しリメイクした「リクラフテッド」のコーナー
「リクラフテッド」の製品。ポケットが取れてしまった部分を別生地で修繕している
「リクラフテッド」のシャツ。手間がかかるため新品と同程度の価格が多い
別の色で修繕したことで1点ものとしての魅力が増している「リクラフテッド」
店内の随所に「必要なものは買わないで」と日英でメッセージ
同じ製品でもコンディションにより値段は異なる。日焼けにより褪色気味の左の帽子は700円、コンディションがよい右は1900円
新品も扱う店でこの圧巻のスローガン!覚悟がある「パタゴニア」だからできること
「リクラフテッド」製品には「WORN WEAR」のワッペン
店内にはもちろん回収カゴも。ここから製品の第2の人生が始まる
ワークショップなどを行うカウンターの椅子ももちろんアップサイクル
足跡マークを追って2階へ
ロッククライマーの北平友哉さんと相棒であるTシャツとのストーリー
来日した職人の仕事を間近で見る。とても穏やかな笑顔。仕事は人のたたずまいを作りますね
特に注目したいのは、よりコンフォタブルなローファー
美しきテーブルセッティング
メニューはエリザベス女王が来日時に召し上がったものとほぼ同じ、だそう
メーンはもちろんローストビーフ。英国ですから
香り高きビシソワーズがおいしかった
向千鶴サステナビリティ・ディレクターによる連載がスタートします。第1回は「パタゴニア(PATAGONIA)」が本格始動した中古品販売の現場や、「ウィークエンド マックスマーラ(WEEKEND MAX MARA)」がコラボした京都の織物工場の圧巻な光景、そして“持続可能”を文字通り体現している創業400年の「チャーチ(CHURCH'S)」のディナーでの気づき、などをお届けします。何をもってサステナビ…